第153話 進路相談

11月となれば、もう卒業まで半年もない。


この頃にはもう「進路相談」が始まっている。


このために料金を払って父に東京・黒鷺高校まで来てもらった。


担任が


「現在、潤くんには国内3チームからお誘いがあります。」


と告げた。


父は目をこれでもかというほど開いて硬直していた。


多分終わったらめっちゃ褒められるパターンだなこれ()


そして進路相談が終わるとめっちゃ褒めてくれた。


「すごいぞ。自慢の息子だ。頑張れ」


「ありがとう、父さん。」


と話し、新宿駅で父を見送る。


「潤の活躍、楽しみにしてるぞ。」


と言い残し、父は信州に帰って行った。


期待に応えるために、俺も頑張らないとな。

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