第12話 Brilliant Star 第二話

 これまでも、少女が見たという夢に付き合ってきた少年。今度もそれと変わらないのようなものだろうと思っている。話し合いの末、二人は午後の授業をサボって帰宅をすることになった。


 少年の家は共働きなので、誰にも知られずに着替えを済ませると、少女の家へと向かった。少女の家には祖母がいるが、昼寝をしているようで、咎められることもなく、いつもより少しだけ気合の入った格好をして家から飛び出してきた。


「いいの? お姉さんの香水を勝手に使って」

「いいのいいの。どうせ明日で地球は終わるし」

「お姉さん怖いからね。ちゃんと明日、地球が終わるといいね」

「なによ、その言い方」

「気にしないで。ホラ、明日の何時か知らないけど、時間はそんなに残されていないんじゃないの?」

「……そうだった」


 ハッとした少女は少年の手を引いて歩き出す。


「で、どこに行くの?」


 少年の至極まっとうな問いかけに、少女は「デートといったら、映画でしょう!」と言った。恋愛のイロハも知らなそうな少女の幼いドヤ顔に、少年はただ頷くしかなかった。


※ここで力尽きました。無駄にラブコメチックになってしまって、ギブアップいたしました。(2024.2.16)

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