二百五十五羽 ☆ リュリュエル、最後!
「「邪魔者っちゃ?」」
エェリィ〜〜〜ン!
「ふぃわ? 大きなウェディングケーキがどしんどしんと近づいてきますよ?
わ〜い! いただきま〜〜〜す!」
「む? 漆黒の巨大チョコケーキが目の前に?
なんとうまそうな!
んん? 俺の体をつかもうとしている?」
「「なんだか頭がふわふわ、くるくるだ(ですぅ)」」
「「うふふ〜♪ しっかり効いてる♪」」
エェリィ〜〜〜ン!
「キンキンちゃんに仲間たちが最大限におかしいっちゃ!」
「ふひひ! 暴走してるちゃ〜!」
がし!
がし!
ぶんぶんぶんぶんぶんぶん!
ぐるぐるぐるぐるぐるぐる!
「ボクとヤミエルをがしっと両手に!
ジャイアントスイング〜〜〜!?
ふぃわわわわわ〜!?」
「ぬおおおおおお!?」
「「目がまわる(りますぅ)〜〜〜!!!」
「は!? これは一体!?
香りの! どういうことだ!?
ぐええええええええ!!!」
「キンキンちゃんのぐるぐるが止まりません!
このままではまずいです!
ふぃわわわわわわ〜〜〜!!!」
「「あはは〜! 見事にだまされて! あんたら邪魔者なんですよ♪」」
「そろそろ、正体を言ってもいいかな?」
「捕まえちゃったし、いいんじゃない?」
「じゃあ?」
「言っちゃう?」
「「真実はふたつ! 香の天使はひとつ目の真実!
そしてふたつ目の真実は!?」」
「私は姉のフレグエル!」
「私は妹のランスエル!」
「「アロマにフレグランスに死へといざなう地獄の香り♪
プリティで小悪魔な双子女子♪
私たちは香り! 二人で一人前な香の悪魔♪
天使で悪魔な二人をよろしくお願いします♪」」
「頭にツノが生えたっちゃ!」
「口にキラ〜ンてとがってるちゃ〜、ふひ!」
「なんだと!? 天使で悪魔だと!?」
「「そうですよ!
私たちは天使でありながら悪魔として創造されたハイブリッドボディ♪」」
「見てみて♪」
「キュートなつのに輪♪」
「プリティ〜なキバに羽♪」
「「かわいいでしょ〜〜〜♪」」
「天使なお姿なのに悪魔さんなんですね!
とってもエロかわいいです!
ふぃわわわ〜〜〜!!!」
「わ〜♪ ほめられちゃった♪」
「それが最後の言葉でいいのかな♪」
「貴様ら、協力するふりをして何をしていた!?
ぐえええええええええ!」
「ん〜。最初は私たちだけで神獣を滅殺できないかなって地獄のアロマを振りまいてたんだけど〜♪」
「あんまり効かないのよね〜♪」
「だからマイコニドの免疫暴走を狙ったんだけど〜♪」
「あんまり効かないのよね〜♪」
「そこに現れたマヌケな堕天使になんとかしてもらおうと思ったんだけど〜♪」
「マヌケすぎて、ことが進まなかったのよね〜♪」
「そこに現れたおバカでウワサな天使のおかげで見事にマイコニドたちが大暴走♪」
「「ね〜〜〜♪」」
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