二百羽 ☆ リュリュエル、双子!
「やや! 地上に見えるはチビット族の皆さんです!
村々ごとに男さんのグループと、女さんとお子ちゃまたちのグループに分かれているようですが……皆さん、すっぽんぽんで寒そうで恥ずかしそうです!
(マグマの蒸気や雪で都合よく見えませんよ!)
皆さん、変身のせいで衣がビリビリですもんね!
恥ずかしいのはよくないです!
全なる父よ! チビット族の皆さんにあったかかわいい衣を与えたまえ!」
アン様五人姉弟「うわ! 服が!? かわいい!」
「「「「かわいい〜!」」」」
チビット族の皆さん
「こりゃ一体どういうことだ!?」
「いいんだが、なんでこんなに大胆なんだ?」
「防寒着なのに露出感! 寒さ対策とは!」
「皆さん、お元気そうですね! 何よりです!」
「「「「「お姉ちゃ〜〜〜ん!」」」」」
「ふぃわわわわわ!?
いっぺんに抱きついたら苦しいです〜。
今のボクは両性具有ですよ!」
「ボク?」
「ふぇわ!?
ワンピースに潜り込まないでください!
こそばいです! ふわ!
アン様!? そこは、にぎっちゃ! だめです!
どこに指を!? そこは! ひゃうん! ですぅ〜〜〜!
ふぅわ! 倒れちゃいました!
あいたた……お胸とおしりに手が! ぷにぷにしないでください〜!」
「弟たちと同じのがついてるし、アンと同じのがある! それに足! 足がないし、あちこちボロボロだよ!」
「そうでした!
エンジェ〜〜〜ルリペア! ついでにいつもの衣をお与えください!
斬られた脚をくっつけて、ピタッときれいに修復できました!」
「大丈夫!? 治ってないところない!?」
「ひゃん!? そこは! どこをまさぐってるんです!?
ちゃんと直ってますぅ〜〜〜!!!」
「よかった! って、また足がとれちゃったよ!?」
「あれれ? ん〜。くっつくまで時間がかかるみたいですね?
この聖技はベル様とのバトルのあとに覚えたんですよ!
龍さんと戦うボクの勇姿、見てくれました?」
「遠くてよく分からなかったけど見てたよ! やったね!」
「はい! やりました!」
チビット族の皆さん「いや、黒い天使さんと白い天使さんのおかげだよ!」
「村〜、マグマに飲まれたけどな!」
「あれだけ地震が起きてたんだもの。氷漬けにされて山の神様もお怒りだったのよ!」
「吹雪も収まって、あっという間に雪が溶けてくぞ!」
「雪解け水がマグマを冷やしてく! こりゃ、観光の目玉になりそうだ!」
「そういや、俺たちを助けてくれた闇天使さんはどこに行ったんだ?」
「みんな無事でよかった! リュエルお姉ちゃんのおかげだよ!」
「!!! ボクは10級見習い天使のリュリュエルですよ?」
「え!? リュエルお姉ちゃんは!?」
「ん〜〜〜? 言っちゃってもいいですよね?
…………
リュエルはボクの双子のお姉様です。
ボクはよく覚えていませんが、リュエルによくしてくれたんですよね?
大丈夫! ちゃんとボク、リュリュエルの中にいますよ!
ボクとリュエルは二人で一人ですから!
ですが、ほんとは秘密なことなんです。皆さん内緒にしておいてくださいね?」
「そっか! うん、わかった!」
「「「「わかった〜〜〜!」」」」
「それでは! いろいろあれこれ!
やっちゃいましょ〜〜〜!!!」
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