百八十四羽 ☆ リュリュエル、莫大!
「ちょっと! こういうのって時限爆弾とかみたいにタイマー機能があるんじゃないの!?」
「なかったさ!」
「なんでメインハッチを先に開けなかったの!? パスコード! 早く!」
「わわわ、わかってるさ! ピッピッピっと!
エラー!? 間違えた!? もう一回!」
……自爆コード起動により パスコード入力不能
「「うそ〜〜〜〜〜!?」」
ドッカン! ドッカン! ドッカン! ドッカン!
「どんどん爆発が広がってますよ!?」
「二人ともわたしにつかまって!
メインハッチを叩き壊す!」
「はいさ!」
「は〜い」
「え!? マシニエルってば、いつもこんな微エロなことばっかり考えてるの!?
さすがにやらしすぎない!?」
「ユキちゃんに言われたくないさ!?
頭の中をのぞくんじゃないさ!」
「リュリュエルは……ふわふわしすぎてる! 頭の中ふわふわすぎて訳わかんない!
痛っ! 頭にひどい痛みが? リュリュエル?」
「ふわ! 勇希様のスキル<触れるもの皆傷つける 感応する愛の魂>が火を吹いてます!」
「妄想妄想! 裸のお兄ちゃん! これでよし!
……聖なる魂力不足 性なる妄想力不足
ドッカン! ドッカン! ドッカン! ドッカン!
「爆発やばい! なんで!?」
「どうやら開けっぴろげな刺激に慣れはじめっちゃってますね!」
「ほらほら、激しく腐れた妄想するさ!」
「ぴゃっ!? もっと!? もっとなんて!? そんなの無理!?
バスローブをはだけてミルクをこぼしたお兄ちゃん!!!
きゃああああああああ!!!
は!? 清純清楚が売りなアイドルなのに!
いやああああああああ!!!」
「案外おとなしいさ!」
「お子ちゃまですからね!
妄想はあはあエンジェリックア〜〜〜イ!
ロックがかかっていたのは!
わかりきっていますが、永遠の腐女子!
悟り悟られパワードスーツなお腐れおもらし小学生アイドル勇者様、爆誕!
今度、歌ってもらいましょう!」
「お腐れもおもらしも追加しないで!?
いいかげんおトイレ行きたいです!!!」
……聖なる魂力MAX 性なる妄想力MAX
「汚れなき熱い魂! 輝く夢の銀世界! 白雪!
ズドドド! バッカ〜〜〜ン!!!
「メインハッチがこじ開けられました!」
「このまま飛ぶわよ! 白雪ダイヤモンドダストウイング!」
ドッカン! ドッカン! ドッカン! ドッカン!
「は!? 莫大な聖力を注ぎ込んだエンジェルファクトリーが!?
とんでもない被害……そんなこと言ってる場合じゃないじゃん!
フォーリンエンジェルゲート! 逃げるじゃん!」
「あ! ずるい! なんで、あれやんないの!?」
「うちは特級だけど、マシン以外のことはダメダメさ!
やっぱり壊れていく子たちを見ると悲しいさ〜〜〜!」
「爆風と爆炎がとんでもないです!
吹き飛ばされちゃいそうです!」
「しっかりつかまるさ!」
ドッカン! ドッカン! ドッカン! ドッカン!
ドカドカドカドカドッカカカ〜〜〜〜〜〜〜〜ン!
「さあああああああああああ!!!」
「ふぃわわわわわわわ〜〜〜!!!」
「おしっこもれる〜〜〜〜〜!!!」
燃え噴き上がる爆風と爆炎に!
のみこまれちゃいました!!!
☆☆☆次回新章!☆☆☆
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