激突
「はぁ……はぁ……はぁ……クソったれが硬いにも程があるだろ!」
僕は心の底からの毒を吐きながらも、手元に魔法の炎を宿して一切の容赦なく天使と叩きつけていく。
「だが、それもこれもこれで最後だ」
激突。
まさしく凄まじい争いであった。
天使の弾幕のような攻撃を避ける中で、多くの魔法を叩きつけた僕はようやく天使の結界を破壊することに成功していた。
『蜍牙シキ縺碁?イ縺セ縺ェ縺??ょー剰ェャ繧呈嶌縺阪☆縺弱※蜍牙シキ縺吶k縺ィ縺?≧繝』
「マジで時間かかりすぎでしょ……ここまで硬い結界を相手するのは初めてだぞ!」
僕は言葉を吐き捨てながらも天使と変わらず向き合う。
これでようやく結界を剥がせた……これまでの間にかなりの量の魔力を消費している。
この後に、何が出てくるかによって色々なものが変わってくるのだが……。
僕は魔法を一切の容赦なく天使へとたたきつけ、攻撃を与えていく。
『蜍牙シキ縺碁?イ縺セ縺ェ縺??ょー剰ェャ繧呈嶌縺阪☆縺弱※蜍牙シキ縺吶k縺ィ縺?≧繝』
それを受け、天使が汚い悲鳴を上げながらその体を揺らがせていく。
「……ちっ」
それに伴って、天使の体全体が揺らいでその内部にある魔力まで荒ぶり始める。
「……爆発とかしないだろうな?」
ずいぶんと不安定な状態に思える天使を前に僕は困惑の声をあげる。
魔力が不安定な形で天使の内部に溜まりすぎてて怖いのだが……。
「っとと!」
そんなことを僕が考えていた瞬間、天使の方より再度光線が迸って自分のほうを強襲してくる。
「っぶないなぁー!」
天使の放つ光線はワンパターンで回避も可能だが、一発一発の攻撃力がかなり高く、油断することはできない面倒な相手である。
「はぁー、結局のところ地道にやっていくほかないってことだねっ!」
僕はすでに結構消耗している己の魔力を灯らせ、大量の魔法でもって天使を強襲していくのだった。
初見の時よりずっと続けていた、天使という存在そのものの分析も並行して進めながら……。
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