第15話
「なんて...?」
「んー?何も言ってないよぉ?それより今どこに向かってるのかなぁ?」
「あそこ?」
「ん?どそこ?」
「そろそろ着くわよ!って何首を傾げってるのよ?」
少しずつだが会話が出来るようになったナノと風の精霊姫はエルファの後ろを歩きながら2人して首を傾げていると目的地の冒険者ギルドに着くと言いながら振り返ったエルファにそう言われた。
「ふへへ...母様の首を傾げるお姿可愛いですぅ!」
「なんだろう?水の精霊姫を見てしまうと、私の中の精霊姫のイメージが少しずつ壊れてくんだけど?」
「あはは、まぁ水の精霊姫は土の精霊の次にマザコンなとこがあるからねぇ、あとこれより酷いのも居るよぉ?」
「え?これより?」
「光の精霊?」
「あ、ナノちゃん正解だねぇ!そ、だからマザコン度で言うと土、水、光の順でやばさが上がるねぇ」
ナノとエルファはマザコン度...。と思いながらもこれより上があるのがと水の精霊姫を見たあとギルド内へと入った。
ちなみに他の精霊を入れると闇、火、風、土、水、光の順でマザコンの酷さが上がる。
そして中には無の精霊も居るらしいがその子たちは個体差があるらしい
「お!来たか!」
「おはようございます。」
「おはようナノ!エルファ!」
「えぇおはよう。それとダンはナノを持とうとしないでくれないかしら?」
「え!?いや、ナノも手を広げてm」
「ダンって犯罪者予備軍だったっけ?」
「あ、やめろおまえら!昨日より周りのヤツらから来る目線が冷えるじゃねぇか!」
「ダンさん、安心してください、もう冷えてますよ」
「いやマヤさん...え?まじ?」
「はい!」
「わーめっちゃ笑顔」
カウンター越しでダンに笑顔でそう答えた人、ララさんは昨日知ったのだがこのパーティー専属の受付嬢さんである。
ちなみに専属になった理由はアルクと愛人になりたいがためらしい。
「それで?今日はどのようなご利用でしょうか?」
「ああ、ナノのギルドカードを作りたくてな?ほら昨日は報告した後直ぐにご飯を食いに行ってしまってすっかり忘れててよ」
「気がついた時はもうナノちゃん寝てたし外暗いしで行けなかったからねぇ?」
「ダンが悪いわね」
「俺が悪いのか!?」
「ダン、どんまいです。」
「いやアルク?そこは悪くねぇって否定してくれよ」
そして案内されたのは真ん中にでっかい水晶が置かれた部屋だった。
「おっきいすいしょ!」
「ナノちゃんあれは鑑定水晶と言って自分のステータスを見る為のやつで、その隣にあるのがギルドカードを作成するための魔道具だよ?」
「?おぉー?」
「やり方は水晶に手を当ててステータスって言えば良いからね?そうすれば勝手に隣にある魔道具が動いて中からカードが出てくるから」
「んじゃあ俺らは部屋の外にいるからな?」
「一緒じゃない?」
「ステータスはその人の強さや技術その物、他人が見ちゃだめなんですよ。」
「すぐやってすぐ戻っておいで!寂しく思ったぶん私が抱きしめてあげる!」
「あ、なら私もしたいわ」
その後みんなと離れ1人部屋に取り残されたナノ、それではそんなナノの考えていることを覗いて見ましょう!
「ポツン...。(広い個室に1人きり、なんで薄暗いのぉ!?こんなところでポツンと居るの怖いんだが!?あ、水晶さんちすちすライトとかつきませんかね?こうピカァ!並に!望み抱きいざぺちっとな)」
...ピカッ
名前:ナノ
性別:女性
年齢:10
種族:
職業:無職Lv3
スキル:
称号:
「明るい...!(わぁ明るくなった!これで安心だ!んでもってなんか色々となくね!?え?なして!?スキル!称号!あと種族さんカムバーック!!ってあ、これ選択式なのか!ふむふむ、載せれる称号は1つでスキルは5個までなのか...。え?種族は?おいおい冗談きちぃぜ?.....。マ?ついに人間卒業してしまったん!?いやハテナなってたしなんかありそうな予感してたけど!え?ウッソだろお前!...くっ!何回種族の所を押してもうんともすんともなんならピコンッすらもねぇ!)」
そんなわけで数ある称号とスキルから自分を体現してそうな称号とスキルを載せた。
種族?アキラメタサ!!(ポチポチポチポチッ
名前:ナノ
性別:女性
年齢:10
種族:
職業:無職Lv3
スキル:[無表情][思考加速][器用貧乏][幸運][客観視]
称号:[精霊の母]
と、このようになってます。(ポチポチポチポチッ
「おわた...。出よ」
しょうがないので本当に、ほんっとぉに諦めてカードが黒い煙と共に出てきたのでそれを手に持ち部屋を出た。
出てきたカード
蜷榊燕・繝翫ヮ
諤ァ蛻・・螂ウ諤ァ
蟷エ鮨「・10
遞ョ譌?莠コ譌冗イセ髴頑酪蜊顔・樊酪莠コ莠コ莠コ譌冗イセ髴頑酪譌丞濠逾樒・樊酪
閨キ讌ュ:辟。閨キLv3
繧ケ繧ュ繝ォ:[辟。陦ィ諠?[諤晁??刈騾歉[蝎ィ逕ィ雋ァ荵従[蟷ク驕犠[螳「隕ウ隕望
遘ー蜿キ:[邊セ髴翫?豈江
カードが何が原因なのか物の見事に文字化けがやぶぁい事にナノは知らなかった。
ただの村娘ですがなにか? 放浪者 @munsn
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。ただの村娘ですがなにか?の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます