第4話 文系のあの子とBBQ後編 side和泉凛
「こ〜ら〜姉さんピーマンもしっかり食べなさいよ。 野菜もしっかり食べなきゃ体によくないよ」花奈ちゃんは美緒さんに言っていた。「やだー野菜食べたくない。肉肉肉肉こそ至高。肉だけ食ってれば生きていけんだよ。」美緒さんはそう言っていた。「美緒の姐さん相変わらず野菜を食べないんですね。」美緒さんと前から関わりのあるらしい安芸君がそんな感じで言っていた。「玲ちゃ〜ん相変わらず小さくて可愛らしいじゃないの〜。」美緒さんもそんなことを言って頭を撫で回している。「姐さんいつも言ってるじゃないですか。頭は撫でないでくださいよ。撫でられたら身長伸びないじゃないですか。」安芸君はそう言って姉さんが頭を撫でているのを止めていた。「玲君もそう言ってないで姐さんに野菜食べさせるのを手伝って欲しいんだけど。」花奈ちゃんはそう言って野菜を食べさせようと野菜を乗せたお皿を持っている。「おい玲肉食え肉。身長伸びないよ。美緒さんと同じように思いわっれるのは心外だけど玲は肉を食え。成と柳は野菜とお肉をバランス良く食べろよ。」久遠君は普段ふざけたことを言っているのにまともなことを言っていた。「お前がまともなことを言うなんてことがあっていいはずがないお前偽物だろ本物の永遠をどこにやった?」成さんはそんな馬鹿なことを言ってジョ⚪︎ョ立ちをしてキメていた。「俺に偽物なんているはずがないジャマイカ。」久遠君の返事を見た成さんと安芸君柳君の三人の反応から普段の久遠君だと思う。「ごめんね永遠本物なのに偽物みたいなこと言っちゃってごめんね。頭撫でたいから屈んで。」成さんは相変わらず撫でたいので永遠を屈ませている。少し申し訳ないのか頑張って背伸びしていた。成そのように頑張って頭を撫でようとしていた。
BBQ終了後
管理事務所の男子シャワー室の隣にある女子シャワー室にて
「凛さんはなんで柳のことが好きになったとかを教えてくれないのかな。」美緒さんはそんなことを言いながら隣で身体を洗っていた。
「柳君のことが好きになったきっかけは親から最低限の仕送りだけで生活している時に好きだと言ってくれたのが柳君でそこから好きになったのがきっかけです。」私はそう言ってちょっと恥ずかしくなってしまった。
「私はあの兄さんのことを好きになったのを後悔しないで欲しいそして兄さんと2人が幸せに過ごしてくれるのが1番大切だと思う。」花奈ちゃんはそのように柳くんのことを兄妹として大切に思っていることがわかった。
「私の親友の1人を泣かせたら流石の凛さんでも許さないからそれだけは覚えといて。」成はそう言って私の胸を軽く叩いた。成さんが叩いた時に胸のせいで少し跳ね返って成がちょっと驚いて今は成が胸のところをさすって何かショックを受けていた。「任しといて柳君に後悔なんてさせないし泣かせるようなことはしないから。」私はそう決意を固めてこの後で柳君に親に決められた婚約の件について話して柳君の返答でどのようにするのかを決めよう。
30分後
「ごめんね〜女子は髪の毛も長くて時間がかかっちゃって。」美緒さんはそんな感じで軽く謝った。
「気にして無いっすよ男子で楽しく会話してたんで。」安芸君はそう言ってベンチから立ち上がった。
「シャワー借りれてよかったね。体洗わないと不快だし。」美緒さんはそう言いながら伸びをしていた。
「姉さんがそんなこと言うのは珍しいね。いつもは家に帰ってきたらそのままソファーで寝てるのに。まぁ体を洗えて気持ちよかったですけど。」花奈ちゃんはそう言ってテントの方に向かってしまった。美緒さんが普段はそうやってダラダラしてるのが意外だった。私は美緒さんが普段もしっかりした人だと思っていた。
「柳君この後自動販売機のところで待っているからね。」柳君に婚約の件を相談したくてさっぱりとした表情をしていた。「わかったよ。自動販売機のところに行くよ。」柳君はそう言ってとりあえず着替えた服をテントの中に置いてあるスポーツバッグに仕舞いに行った。「凛さん柳と2人でしっかり相談することができて良かったな。まぁしっかり話すことを話してきな。もし柳に変なことを言われたら私に言いにきて。柳の野郎を打っ壊すから。」成さんがそんな怖いことを言っているけどしっかり私のことを心配してくれているのがわかって嬉しかった。
とりあえず着替えた服を荷物を大きなバッグにしまって自動販売機のところに向かって歩き始めた。
15分後
自動販売機の近くに柳君は先に待っていた「お待たせ少し待った?」呼んだのに待たせてしまって少し申し訳なくなって少し待っていたのかを聞いてしまった。「特に待っていませんよ。ところで凛さん相談したいことって何?」柳君は私にそう優しく聞いてくれた。そして私の相談事について話はじめた。
「私、親に知らない金持ちの子供と婚約させられそうになっているの。断ったら親からの仕送りも全部なくなるから今住んでいる部屋にも入れなくなる。柳君どうしよう。」私はそうやって母さんに決められた婚約をされそうになって断ったらどうなるかを柳君に打ち明けた。「僕は無責任なことを言うんだけど自分が本当にやりたいことを選択するべきだと思う。もし凛さんが今住んでいる部屋に住めなくなったり学費が払えなくなってしまったら僕たちのことを頼ってほしいと思う。」柳君そのような返事をしてくれて本当に私のことを考えてくれているのがわかってとても嬉しいと思う。
「わかった。親から言われた婚約は無視してとりあえず自分でどこまで出来るかやってみようと思う。」私はそう言って母さんに電話をかけた。プルルル『何、凛ようやく覚悟が決まったの?』電話に出た母さんはそのように高圧的に言ってきた。
「母さんその件だけど私は婚約は絶対したくないし仕送りが切られても頑張って自分で生活していこうと思う。もう電話かけないで。」私は初めて母さんに逆らって発言して電話を一方的に切った。「柳君に相談して覚悟が決まったよ。ありがとう。」私はそう母さんとの関わりや婚約の件が解決して嬉しくて笑って柳君に感謝を伝えた。
「みんなテントにいるしテントに戻ろうか。」柳君がそう言って私たち2人はそれぞれのテントの方に歩いて行った。このテントに歩いている時の夜空は満月で星空がとても綺麗だった。
◻︎◻︎◻︎
次回からまた学校に戻ると思います。
多分学園祭か体育祭かの学校行事編スタートします。
理系のあの子と文系の僕が付き合う話(仮) 奈賀田 慶兎 @takane00
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