癖つよババアファンタジー群像劇の決定版!

群像劇。
書き手なら誰もが憧れ、挑戦し、そして多くのの作品が心折れエタってしまう。そんな恐るべきジャンルだ。
多数のキャラクターそれぞれに魅力のあるキャラ付けを用意し、バランス良く活躍させ、その上で話を転がし続けて完結まで持っていく……かかる労力の大きさを想像するだけでも途方に暮れてしまいそうになる(もちろん、やり遂げた際の達成感はかなりのものだろう。だからみんな挑戦したがるのだ)。

だがしかし、この作品はそれを見事にやり遂げた! 
血の通ったキャラクターたち(端役の一人一人に至るまで個性と癖の塊しかいない)をバランス良く動かし(最終決戦は、メンバーの誰一人欠けても勝ち得なかっただろう)その上でキチンとお話をたたみ切ってみせたのだ。
連作短編形式の序盤、ストーリーに一本の筋が通り始める中盤、そしてこれまで関わってきた人物たちが集結し、大いなる災厄に挑んでいく最終盤……頭から尻尾の先まで面白くない部分がない、ババアファンタジー群像劇のまさに決定版と言える作品である。

なので、スピンオフお願いします〜読みてえ〜読みてえよお〜過去話とか読みてえよお〜