ごきげんよう、レヴィンさんとロヴィーサさんが聞いた範囲で考えると、確かにルミさんとリンさんに気付かれないように密かに街を出るのが最善策でしょうね。実力的に彼女達の方が上、正面切って事を構えても勝ち目がないと判っているのが悔しいですが、そこを考えてもまずは逃げるしかない。
淵魔を使役しているかどうかはこの時点では推論でしかないですけれど、最悪を考えればそれを前提に置くのも間違いではないでしょう。
が、もしも使役していると考えるなら、街の外で淵魔が待ち受けているということも考えるべきだったのでしょうね、もしくは領へ引き返すか（追いつかれる可能性はありますが）。淵魔が領外にいるという時点でこの世界としては拙い訳で、それを放置してアイナさんを神殿へ送り届ける、その優先度が高いとは思えませんよね。
まずは壁から出ている淵魔を領軍で囲んで討滅し、アイナさんを神殿に届けるのはその後、何なら軍勢で護衛しつつ、と言うのが常道であるように思えますね。
リンさんが淵魔に逃げられた、それを信じていたからこそ神殿への道を急いだのでしょうね。
読者としてはルミさんとリンさんの詭計が見えていますから、ああ、今逃げちゃダメ！　なんて思えるのですが、深読みするとレヴィンさん達が逃げ出すように誘導したのかしら、とも思えます。
ううん、罠と計略、思惑が複雑に絡み合ってドキドキしますね。
レヴィンさん達が現時点では何も知らされていないお人好しだから余計に手に汗握ってしまいます。

脱字だと思うのですが
　＞何が起きている分からないアイナは、
　　　→何が起きている「か」分からない
　　「か」が抜けているように思えるのですが、間違っていたらごめんなさい！