秋葉原で聞いた話である。

たまに別の場所で聞いた話もある。

いずれの話も一話完結型の短編集で、ふわっとした不気味さや狐につままれたような不思議さなどが漂う、なんとも言えない後味の悪さが感じられるお話ばかりです。
そのため、ガチ目のホラーが苦手な方でも気軽に楽しむことができます。

お話の主要な舞台が秋葉原のコンカフェということもあり、華やかなキャストの舞台裏にまつわるエピソードだったり、ちょっと不思議なお客さんの話だったり、この場所ならではのリアリティが感じられるのも本作の魅力のひとつです。
まぁ、私はコンカフェ行ったことないんですけれども……。

嘘か本当化はさておき、不思議な内容ばかりの短編集。
是非ともご覧になってみてください。