戦争の舞台は

あさのたけし

本編

「オラ!!!動けっ!!!!!!」

そう言われると60過ぎの男性は足を引きづりながら急いで仕事をしている。「これだから最近の老人は」ケッ、と口で噛んでたガムを男性の足に履き捨てる。その姿、現場をみて自分は「僕も手伝いましょうか?なんなら全部任せてください」と駆け寄るとさっきの若連中がこぞってよってきて「そんな老害一人に何そこまでする必要がある。俺らを下に見た世代だぞ」とケラケラ笑う。「今の我が国には、戦争体験者なんてもうひとりもいない。ましてはインターネットなんてものはもうほとんど使われなくなっているんだぞ。それなのにどうして我が国はこんな状況になっても戦えると思う?」「テレビや新聞から情報を得たんだろ!……でも今のうちはいいさ。でもまたいつ、虚偽記載や虚偽報道するか分かんないんだぞ」とまだ余裕を持っているので「そんな事心配しなくても人の声は大きい。そんな事よりも大切なことはどうやったら我が国が再構築出来るか、だろ。同じ国同士で争っている場合じゃない。これは争いを止める話し合いなんだよ」と睨み付け、話すと若連中は逃げていった。

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戦争の舞台は あさのたけし @ggang_745

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