第4話 マーサーウイルスに感染、適合した…?

大学に入学して2年程経ち、単位も半分以上取れてゆったりと大学生活を送っていた時の事です。

私はその当時Prototype(プロトタイプ)という海外のゲームを楽しんでいました。

Prototypeというのは主人公であるアレックス・マーサーがとあるウイルスに感染し、その感染させた犯人を突き止める為に様々な能力を手に入れながら真相へと目指すゲームで、作中で自身の体の一部…というより9割程は右腕を、時に両腕を、ブレードやウィップ、ハンマー等に変える事が出来る上、通行人を殺して回復、若しくはその通行人に擬態するというぶっ飛んだ海外のゲームとなっています。

私はとある配信者の実況を見ていてそのゲームをやってる中で面白そうと思い、私もやったのですが…結論から言うとほぼ主人公最強なゲームでド派手なアクション、爽快感を求める方はオススメしたいゲームとなっております。

そんなゲームを進める中、その夢は見ました。



◇◆◇◆◇◆



場所はアメリカの都市。

既に街中に建ってたビルの殆どは傾いてたり倒壊してたり等、周りから見ると完全に「世界の終焉」を体現した感じでした。

私はその街の一番高い塔に立って眺めています。

実はこの頃からなのですが夢自体はコントロール出来ないのですが私自身は自由に動けるという《明晰夢》に似た夢を見られるようになってました。

私自身動けるようになってると確信した私は数百メートルは離れているビルへとジャンプ、滑空して飛び移ります。


それが楽しいのなんのw


正直大学に行かずにその夢をずっと楽しんで見たいと思う始末w

ですがそこにいるはずの無い人達が…


…なんで…大学の友人達がいるんでしょうかねぇ?

しかもマーサーウイルスに適合しちゃってるし…


人数は2人。


2人とも、両腕はブレードでした。

そして問答無用で私に斬りかかってきます。


いやいやいや、大学での友人なんだからもう少し手心を…!


と思いましたが1人のブレードが私の頬を掠めます。


いやマジで危ねぇ!?


私は、斬られないように…!と次々とビルからビルへと飛び移りますが、その2人も着いてくる…

ですが私は一週間でそのゲームのストーリーは終わらせてたので仕方無く対抗する事に。

私が使ったのは遠くからでも攻撃出来る"ウィップ"という鞭型の形態です。

このウィップ、かなり攻撃範囲が広く、普通に振り回しても通行人(NPC)なら一撃で真っ二つに出来る程。

そして溜め技をやると、遠くにいる人なら掴み、遠くにいる兵器なら突いて撃墜します。


やるしかないか…と私は腕をウィップ形態に変え、2人の攻撃を躱し、距離を取ります。

そこですかさず溜め技で1人を掴み、そしてすぐさまもう1人へと投げる。


ゴチン!


2人はぶつかり、脳震盪を起こしたのか動かなくなりました。

少し離れようとしますがその時にかなりうるさい音が頭に響きます。

辺りを見回しても音が出るギミックは無し。

そして少しづつ、頭が覚醒し─────


スマホの目覚ましの音で目が覚めました。


私はすぐに朝食を摂って大学へ行く中、途中でその夢に出てきた友人と会いました。

その際にその夢の話をしたのですが…


「お前、俺になんか恨みでもある?」


と言われましたwwww


ハッキリ言います。


微塵もございません!wwww



​───────​───────​───────




Q.大学の同期に手を出す事に抵抗はありましたか?

A.……はい、ありました。


Q.今の間は何ですか?

A.特に深い意味はありません。


またお越し下さい。m(_ _)m

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