第170話こころの時代「光に向かって」

 今、NHK+でドキュメント「光に向かって」を見た。

 これ、漫画家高浜寬さんのアルコール中毒克服のドキュメント。高浜さん、今は熊本県で兼業農家をしながら漫画の執筆をする。旦那さんと幸せそう。

 そんな高浜さんだが、漫画家になった当初、急に忙しくなり、元々人付き合いが苦手だったのに、漫画の執筆以外でも人との付き合いが増えて、だんだん行き詰まる。

 そんな中、酒に溺れ、精神薬とのちゃんぽんをして、自殺未遂などをした。

 苦しい中、ある教会での断酒自助グループに参加し、徐々に断酒ができるようになる。 

そして、漫画家に復帰し代表作「ニュクスの角灯」を執筆する。だんだん、仕事が順調になってきたが、そんな中、熊本地震が起きる。

 最初は必死に仕事をこなしつつ、避難生活を送っていたが、またもや酒に手をだして、執筆が途絶える。

 依存性、苦しいだろうなぁ。本人の意思とは関係なく、押し寄せる酒の誘惑。なかなか絶ちきれるものではない。

 それでも漫画を書きたいという一心で断酒に成功。「ニュクスの角灯」の続きを書く。それが無事、完結し、ほっと一息。今は次回作を練って、資料集め。楽しそう。

 本当に苦難の連続の人生。見ていて泣けてきた。でも、何回も自分を取り戻して、本当に強い人だ。NHKドキュメント、勇気をもらえるなぁ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る