第168話はっちーとの面会
今日はショートステイにいる、はっちーとすぐに面会できた。昨日職員さんに電話して、様子を聞いたら、はっちー、父と会いたくないといっているという。なので、今日は私独りで面会に来た。
自宅で介護していたときに、はっちーが徘徊するのを阻止しようとして、父がどうやら力づくではっちーを止めたのがまずかったらしい。はっちー、それを根にもって、いまだに嫌がっている。介護も難しい。
さて、私独りで面会室に入るとしばらくして、はっちーが職員さんに連れられてきた。
私の顔をみると、満面の笑顔、私も嬉しくなる。
「はっちー、久しぶりだねぇ」というと、はっちー「うわ~嬉しい」と言ってくれた。
はっちー、施設では常に歩いて頑張っているという。食事も美味しいらしく、顔色がいい。他の利用者さんとも仲良くしているというから、ほっとした。
一時期、調子が悪くてイライラしていたのがウソのよう。よかった。
差し入れのプリンを見せると、「美味しそう」といい嬉しそうだ。
面会できただけでも嬉しいのに、こんな笑顔をみれるとは。ちょっとウルっときた。
認知症は調子の波が激しいから、難しい。たまにでも笑顔がみれただけで、ありがたい。本当に職員さんには感謝、感謝です。
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