完結おめでとうございます!
こっそり見守ってきた身として、主人公くんが無事に自分の体に戻れて本当よかったです。
それに悲観するほど状況が悪くなくてホッとしました。優しいお友達もお母様もちゃんといるじゃないですか!
でも今回、異世界に行ったからこそ身近にある幸せに気づいたので、あちらの世界では色々苦労しましたが結果的に良かったのかなぁと思います。
やはり、自分が生まれた世界で生きるのが一番ですね!
作者からの返信
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます!
あんまり悲惨な境遇にしたら、やっぱり帰りたくなくなってしまうんじゃないかと思って、こんな感じになりました。幸せは身近なところにあるんだ、っていう…。ありきたりですが。
今回はお母さんもフレンドたちも来てくれましたが、面倒がらずに自分から人間関係を維持する努力をしないと、見捨てられる可能性もあるよなあ、と思ったり。自分もコミュ障なので気を付けないと…
実際は生まれた世界で生きるしかないし、努力が全て報われるわけじゃないけど、自分の力で変えていけることもあるよね、とか思いながら書いてました。
ともあれ、お付き合いありがとうございました!本編の方も頑張ります(何回も言ってる)
編集済
遅まきながら、ではありますが。ようやく拝読いたしましたー!
終わって振り返ってみると、いにしえよりの「ゆきて帰りし物語」であったなぁとしみじみしてしまいます。不意の偶然で新天地へ渡ったからとて、そこが夢とファンタジーの楽土であろうはずもないのだと。なんとなく、「十二国記」を思い出すなどしました。あちらはいくらなんでも過酷が過ぎるんではないかという気はしますけど!
此処から先は的外れだったら大変申し訳ないアレなのですが、ユリウス王子は、「平和な時代の、ありふれた平凡な若者」である彼の在り方を、どっかで羨ましく思ってたところもあるのではないかなと。
『腐るな。顔を上げて周りを見ろ』というのは、恐らくは過酷であったろう王子としての半生を経ての、彼なりの実体験に基づく何某であったのかな――などと思いました。
ともあれ――ごちそうさまでしたー。
完結お疲れさまでした!
作者からの返信
こちらもお読みいただき、コメントもありがとうございます!
そうですそうなんです、自分のファンタジーの源泉がそのへんなので、「異世界に行ったからって、そこが自分が活躍できる都合のいい世界であるはずはないだろう」という世界観にどうしてもなってしまって。
どこに行ったとしても、そこに生きている人がいて、自分も折り合いをつけて生きていくしかないのだという…。そんな話になってしまいました。
>ユリウス王子は、「平和な時代の、ありふれた平凡な若者」である彼の在り方を、どっかで羨ましく思ってたところもあるのではないかなと。
そこまで読み取っていただけて嬉しいです!
ぼんやりではありますが、きっとそんな感じだろうなと思いながら書いていました。
ユリウス王子にとっても、この異世界行きが多少は息抜きになっているといいなあ、と。帰って来られなくなったら大変なので、使命感で帰ってきてもらいましたが。
記憶は多分双方残ってないんですけど、お互い何かの刺激になった出来事だといいなーと。そんな感じでした。
ありがとうございました!