俳句150:胴吹きの緑濃くせよ夕立来る
胴吹きの緑濃くせよ夕立来る
どうぶきのみどりこくせよゆだちくる
季語:夕立
幹や枝の途中には、芽吹かずに眠っている芽がある。養分やエネルギーが不足した状態になると、新たに芽を出し不足分を補おうとする。
しかし、大きな木の幹に芽生えた胴吹きは、細く弱々しい。小さくポツンと出た芽に待っているのは、暑すぎる過酷な環境と、光を遮る枝葉。
そんな胴吹きに癒しを与えるのは、殴り付けるような降る夕立。激しく降るからそこ、胴吹きにまで雨が届く。
厳しい環境下にあって伸ばした芽は、何かを得ようとて足掻いている自分自身と似ているのかもしれない。
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