俳句114:電線の一羽逆向く初鴉
電線の一羽逆向く初鴉
でんせんのいちはぎゃくむくはつがらす
季語:初鴉
会社の帰り道、電線に鴉の群れが止まっている光景を見る。等間隔で、同じ向きに並ぶ鴉は、訓練された軍隊にも見える。中には石を落としてくる鴉もいて、私の車にも一度だけ日改を受けた。
そんな憎き鴉だが、一羽だけ皆とは違い、逆向きで電線に止まっている個体がいる。特別な任務を担う鴉なのか、それとも変わり者なのか?
憎らしい鴉だが、その一羽が気になり、今日も同じ道を通る。
「一羽」だけという表現で、周りの鴉の集団を意識してみました。黒い群れの中でも、特別な存在の初鴉。
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