7 病気持ちの詩の女神さんようぉ

詩の女神さんよぉ、あんた、今朝はいかれているぜ。

目に隈ができて、そこに悪夢がまだ居座っているようだ。

不機嫌な顔には、

狂気と恐怖が、入れ代わり立ち代わり表れているぜ。


緑色の大悪魔と、ピンク色の小悪魔が、

あんたを、からかったか?

悪夢がいたずらで、あんたを沼底に、

引きずり込んだのか?


とにかく、オレが望むのは、あんたが健全で、

強い意志でもって、まっとうなリズムの、

道徳の詩を詠うことだ。


歌の神アポロと、豊穣の神パンが、

支配した古代の、できたら、あの素朴で初心な調子でもって、

あんたが詠うのを、オレ写し取って、自分の手柄と親戚に自慢したいんだ。

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