ふ?とわ
10年ほど前、同じ校舎で、とある事故が起きた。
いじめによって、窓からの自殺を図った少女がいた。結果として、少女は亡くなった。
そしてこの件は事故として処理された。
アタシ、ふわふわしたのが大好き。
頭がふわふわして、重力に縛られる体から、解放されたみたいで大好き。
でもアタシ、ふわふわした女の子も好き。
最近見かけた、ふわふわした可愛い女の子。
一緒にふわふわしたいなぁ。
クラスメイトの唯一少女の話を聞いていた女の子は、こう証言した。
『最初は具体的に話せていて、私が言ったことも理解してちゃんと話ができていた』
『でも、飛び降りる少し前から話が通じなくなった。ずっとふわふわとしか言わなくなってしまった』
『当日にはこう言っていた。“ふわふわして、2度と帰れないね。”』
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます