1万PV記念SS 出会い

 いつもお読みいただきありがとうございます😊

 この度本作「隣の部屋に住む聖女様な後輩に胸を貸したら懐かれたんだけど!?」が1万PVを達成致しました!本当にありがとうございます!

 たくさんの方に読んでいただけてとても嬉しい思っております。


 これからも本作をよろしくお願いします😊


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 4月、それは出会いの季節。

 2年生になり今年から後輩も出来る。

 部活に所属していない私には直接的に関わる機会は少ないだろうけどとても楽しみ。


 幼馴染みのみーちゃんとL○NEでやり取りしながら、春休みの課題を進める。


『みーちゃん!明日どっか遊び行かない?』

『いいよ。どこ行く?』

『駅の近くに新しく出来たカフェ行こ!』

『あそこね。いいね』

『何時頃に行く?』

『午後でいいんじゃない?』

『じゃあ13時ね!駅集合でいいよね?』

『りょ。駅でいいよ』


 よし!明日の予定も決まったし、課題も片付いた!

 一息つこうと立ち上がった時、丁度インターホンが鳴った。


「あれ?誰だろ。エントランスの方じゃなくて直接だし」


 今日何か届く予定でもあっただろうかと考えつつ玄関へ行く。

 ドアを開けるととても可愛い女の子が立っていた。

 あまりにも可愛くて見惚れてしまい声が出ない。


「初めまして。本日隣に引っ越して来ました。柊と言います。」


 柊さんって言うんだ…。声も可愛いな…。


「あ、あの…大丈夫ですか?」


 あ、やば…見惚れてる場合じゃなかった!


「だ、大丈夫だよ!私は小鳥遊です!よろしくね!」

「はい、よろしくお願いします」

「何か困った事とかあったら言ってね?」

「ありがとうございます。あ、あとこちら…どうぞ」

「ん?あ、ありがと!」


 柊さんに渡されたのはお菓子の入った袋だった。

 偉いな、私引っ越ししてきた時渡したっけ…。


「では、失礼します」

「うん、またね!」


 玄関のドアを閉めてリビングに戻る。

 コーヒーを入れて早速貰ったお菓子を一つ摘む。


「うまっ!」


 そして私はスマホを取り出しみーちゃんにメッセージを送る。


『みーちゃん!みーちゃん!』

『何?今課題で忙しいんだけど』

『さっきね!すっごい可愛い女の子が来たの!』

『女の子?』

『うん!隣の部屋に引っ越し出来たんだって!』

『へー良かったじゃん』

『歳も近そうだったし仲良くなれるかな?』

『はるなら大丈夫でしょ』

『そうかな?』

『うん』


 えへへ〜仲良くなれるといいな〜。


『にしても、この時期に引っ越して来るってことは新入生とかなのかな?』

『かな?同じ高校だったらいいね!』

『可能性はあるかもね

 そういえば、その子一人で来たの?』

『うん?そうだね、一人だったよ?』

『となると一人暮らしの可能性が高いな。

 はる気にかけてあげなよ?』

『もちろん!』


 そっか、一人暮らしか…。

 私も訳あって一人暮らししてるけど大変だからね…。色々助けてあげないと!


ん〜!!!!これからすっごい楽しみだな!

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