蛇足の第2話 コーラボーイ

「はいどうも~。イチローです」


「カトーです」


「あ、今、★3レビューをいただきました。こんなのいくらあってもいいですからね。なんなら同じ作者の他に作品にも欲しいくらいだね」


「そういえばイチロー、俺に何か相談があるらしいじゃないか」


「そうなんだよ、カトー氏。実はウチの妻が好きな小説の名前を思い出せないらしいんだ」


「えっ、妻って……あのハカセだよね。あの円周率を2万桁暗記している奴が思い出せないなんてことある?」


「今は3万桁だって言ってた」


「いや、知らんけども。ってか、相変わらず凄いな。じゃあ、俺が一緒に考えてあげるから、何か特徴があれば教えて」



「妻が言うには、残念な宇宙人たちが特効薬を求めて地球にやってくる話らしいんだ」


「その特徴は完全に『はじけろ!コーラ星人』だね。まさに俺たちの冒険談そのものじゃないか。俺たちが特効薬を求めるようになった理由なんて、涙なくしては読めないからね。これは簡単だろ、コーラ星人だよ」


「俺もそうかと思ったんだけどさ、妻が言うには『毎回、登場人物が増えていく』らしいんだ」


「じゃあ、コーラ星人じゃないな。コーラ星人は基本的に俺たち7人のホームコメディなんだから。毎回、宇宙船かアキバでバカな事をやっているけど、他の登場人物といえばメイドとラスボスと冴子さんくらいだろ。作者の能力的にこれ以上の人数は無理だから仕方ないよな。他に何か特徴を言ってなかったか?」



「妻が言うには、メチャクチャ強くて大食いの女性キャラが人気らしい」


「その特徴は完全に『はじけろ!コーラ星人』じゃないか。コメント欄での人気があり、強くて大食いと言えばサクラ。余りに強くしすぎたせいで、終盤は無理やり弱くせざるをえなかったらしいじゃないか。そのせいで俺は随分と苦渋を舐めたんだから間違いない。コーラ星人で決まりだ」


「俺もそうかと思ったんだけどさ、妻が言うには『その登場人物は下戸』らしいんだ」


「じゃあ、コーラ星人じゃないな。サクラと言えばビール。ビール片手にハラミを食べているシーンばかりなんだから。ちなみに作者もハラミバカらしいんだけど、下戸らしいぜ。もっと他に何か特徴を言ってなかったか?」



「妻が言うには、タイトルで遊んでいる話があるらしい」


「その特徴は完全に『はじけろ!コーラ星人』だな。『第21話 筆者の弱点も酒です』とか『第22話 筆者には『牛丼は飲み物』という知人がいます』とかね。作者の個人的な話をされてもね、知らんがな!って思うよな。大体さ、この作者はやたら自分をアピールしがちだけど、プライベートを切り売りすれば面白いとでも思っているんだろうな。もしくは、重度のかまってちゃんなんじゃないか。やっぱりコーラ星人で決まりだろ」


「俺もそうかと思ったんだけどさ、妻が言うには『作品名はまとも』らしいんだ」


「じゃあ、コーラ星人じゃないな。大体、なんだよ『はじけろ!コーラ星人』って。この作品名で内容が想像できる人なんていやしないんだから。しかも、ガチではじけてるキャラなんてサクラくらいなんだから、『はじけろ!ハラミ星人』の方がいいだろ。もっと他に何か特徴を言ってなかったか?」



「妻が言うには、作者が今度『改稿版』を書くつもりらしい」


「やっぱり『はじけろ!コーラ星人』だって。『蛇足の第1話』を見てみろよ、エディが改稿の被害に合っているから。そもそもね、作者の能力が足りなすぎて、頑張って全話書いたものの、なんか違うって感じたらしいんだ。俺たちを毎回コキ使っておきながら身勝手なもんだよな。多分、この話もその宣伝なんだろうな。っていうかね、もう絶対コーラ星人で決まりだろ。コーラ星人で間違いない」


「俺もそうかと思ったんだけどさ、妻が言うには『コーラ星人』……ではないらしい」


「じゃあ、コーラ星人じゃないじゃないか!俺が一生懸命、作者いじりしてたとき、一体どんな気持ちだったんだ」


「いやあ、でも作者は結構いい奴なんだよってね」


「そういうの、本当にどうでもいいから。多分、いまさらそんなことを言っても遅いと思うしな」


「でね、ボス氏が言うには『黒髪の美少女ですが、繰り上がりで魔王になったので徹底的に魔界を改造しようと思います』じゃないかって……」


「いや、絶対違うでしょ。もういいよ!」

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【4000PV突破】はじけろ!コーラ星人 ~残念宇宙人が地球にやってきた~ @keionpu

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