#1-10
それから何度交渉しても「東京はダメだ!」の一点張りで動きがあったのは願書の期限が迫ってきた12月のことだった。
1ヶ月を切ろうとしてた時の事、「そんなにいうなら声優の学校行っていいよ。」といわれた。
は?おっそ。なんで今!?
しかも、学校に進路希望調査書最終のやつを提出した後だってゆうのに…
後に、「お前の本気がみたかった。短期間で動いて準備できれば本物なんだんなって思った。」といわれた。
意味が分からない。
短期間で準備できないの知ってて言ってるのも、もう周る余裕のないオープンキャンパスでどこをどう準備していいかわからず喚き散らかした。
なんで、今!?もっと早くいってよ!という気持ちが強く出る。
「時間ならいっぱいあったじゃん。」といわれるが声優系の学校のホームページをPCで開いてたら「ここは行けないからね」とか「行かないのにこんなの見てどうするの」とかいって催促してきたじゃん。
怖くて資料請求のボタンすら押せなかったのに「資料請求するくらいできたよね?オープンキャンパスいけばよかったじゃん」といわれる。
東京ダメだ!っていったのどこの誰だよ……。
オープンキャンパスいこうと思ってたのに「まさかと思うけど行かないよね??」っていってきたよねぇ?!
矛盾してるねー
どこにチャンスがあったというのだろう?
やれるべきことはやったと思う。
声優の学校行きたいとこ調べて候補あげて......
そこまでしてたのにな......
私の負け...なのかな...
怖くて資料請求のボタン押せず、そこから先に進めなかった私のせいなんだよな...。
押し通してたら何か違った??
結局間に合わずパニックになって終わり。
オープンキャンパス2回いった航空系の学校に通うことになった。
選んだコースはCAじゃなくグランドスタッフ。
なれないとわかっててなれる可能性がある子たちに混ざるのは辛いからやめた。
でも、グランドスタッフもそれは同じだった
周りを見ていて苦しかった。
私も普通ならなれる可能性のあった1人だったはずなのに…。
苦しさのあまり、どうして?なぜ?という想いが強くなる。
頭ではわかってる…自分がなれない理由。
気持ちが追いつかない。
入学して3日目もうやめたかった。
みんな本気。ピリピリした空気耐えられなかった。
世界が違うから誰とも関わりを持たないと決めて壁を作った。
1週間がたったとき辞めたいといったが「慣れてないからでしょ」といわれたので1ヶ月終わった時に同じこと言ったら「そんなに嫌なら前期でやめれば?」といわれたので前期まで頑張った。
前期が終わろうとしてた頃、辞めて声優の専門学校行きたいといったら「それはダメだ卒業してからにしなさい。そしたらいいよ」といわれたのでまた先延ばしになった。
もう苦しさに耐えられなかったから授業サボっていた。
後期はもう苦しさに苛まれていたので、わざと時間ずらしたりカラオケで時間潰したりゲーセンいったりと授業サボりの常連になった。
学校という場所から逃げて居場所を求めた。
元の私に戻った。
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