第6話 信じてくれない

 ソウはカエデにさっき見たことを話したら笑われた。ソウはカエデに笑われるうちに見間違い? と考える。


「私がもう一人居るとお得じゃん? ソウは私を推しているからね。幻でも見たんだよ」


 ソウはカエデの言う通りに幻でも見たのだと思うようにする。


 けれども、見間違いにしては、はっきりと見たなぁ、そう思ったソウ。


 二人は今日も遊んで、帰宅するソウ。


 家のカエデの祭壇を見つめて悩んでいるソウ。いやいや、やっぱり見間違いにしては、はっきりと見えていた。ソウは血の気がまた引いた。


 ソウは眠りにつこうとしている。カエデがもう一人居る? いやいや、そんなはずはない。

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