イッキ読み。

個人的にタイムリープものはざまぁが強すぎて敬遠していたのもあるのですが、この話はタイムリープした主人公はヒロインに対して「復讐・ざまぁ」をメインに考えているのではなく、あくまでも「選ばない」ということをメインに考えている話。作者様が書かれていた、「重すぎない」を信じて読んでみましたが、面白いです。
恐らくこの後話が出るであろう、美弥子の「雅人への思いについて」「離婚について」によって、美弥子という女性が雅人をどう考えていたかを掘り下げる事になると思いますが、タイムリープものによくある「引き立て役・踏み台・ATM」の様に見ていた感じではないので、その辺はどう動くのか楽しみです。沙紀についても、そこまで負の感情は無かったのかな。父についてどう思っていたのか。
現時点で登場人物にタイムリープものの割に真っ黒な人間がいない珍しいタイプの話だと思う(美弥子と三上もそこまで悪い感じには見えない)
私のように復讐ものに疲れた方におすすめしたいてます。

その他のおすすめレビュー

山野 新さんの他のおすすめレビュー6