「まだ5月ですよ」

「でも、海開きは4月にしてるっぽいよ」

「感覚おかしいんじゃないですか？」

「ある意味そうかもね（笑）日差しも強い。ボク赤くなるタイプだから日焼け止めいっぱい塗ったよ」

「私もです」

「あ、私塗ってないや」

「ええ！！？」

「名嘉さん！何やってるんですか！！」

「え！？そんなに！？」

「こっち来てください！全身塗ります！」

「いいよ〜あれベタベタして苦手なの〜」

「ベタベタにしてあげます」

「ボ、ボクも手伝おうか？」

「りねこさんは壬央さんと遊んでてください。そろそろ一人遊びに飽きて絡んできます」

「おお、完璧なる把握」

「ねー！何やってんのー！早く遊ぼうよーー！！構ってよー！」

「ホントだ」

佳己の流れる様な指示で佳己の思惑通り二人っきりになる事に成功。

佳己と名嘉は更衣室へ。

勢いって声の大きさって大事だよね。

波の上ビーチは更衣室とシャワー室が一緒になってるのか。中々綺麗で割と他の観光客もいるね。

佳己と名嘉は端っこのロッカーを使う。

「さぁ脱いでください」

「無理！！」

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