第15話番外編
俺は、人を殺してきた。しかも、殺したのは、
少女だけ。それが、後に少女連続殺人の犯人になる。
俺の話である。俺は、ネット世界では、殺人鬼だの。
現代のシリアルキラーだの。言われている。俺に
とっては、そんな事はどうでもいい。どうでもいいから。
俺は、ただ、ただ、推しの子が幸せな世界にいられるように
この世界から解放させているに過ぎないのだから。そう、俺は
ただ闇雲に少女たちを殺している訳ではない。俺は、俺が
推しになった。可愛そうな子の推しになって。その子に
幸せになってほしくて。それで、俺は彼女達を殺してきた。
いや、違う。彼女達を幸せな世界に、送ってやった。
その方が、俺にはしっくりくる。だけど、あの子には
申し訳ない事をした。俺は、自分の根城に誰かが入って行くのを
見つけて。そこにいた。二人の男と、ループで縛られている。
一人の少女が、何かを話していたのを。裏で、聞いていた。
だけど、一人の男が、もう一人の男を刺して。その男が
なぜか、俺みたいになると言い出した。俺は、自分の役目が
奪われると思い。思わず、その男を殺してしまった。その後
縛られている。少女が、俺に殺されたいって言って来た。俺は
口下手だから。一文字、一文字。丁寧に。君は生きろって
少女に言った。その後、俺は、俺の事を狙っている。警察の
銃で死んだ。あぁ、これで、俺はもう推しの彼女たちの
幸せを願えないのか。少し、残念だ。残念だけど、最後に
俺に殺されたいと言っていた。彼女には、本当に申し訳ない。
申し訳ないよ。だって・・・・・・あの子は、推せないから。
俺は、推せる子にしか。幸せの世界に行ってほしくないから。
だから、ごめんよ。君は、この世界で頑張って生きてほしいよ
俺の推しじゃない。君には終わり
あぁ、愛しの殺人鬼様 優薔薇 @yo-81u
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