第4話さようなら、私の愛しの殺人鬼様

「うぅ・・・・・・うぅ・・・・・・。ここ、どこ?」目を覚ますと

私は、どこかの人気ない。廃校ぽい所にいた。しかも、両腕を固く

ロープで縛られ。身動きが取れない状態だった。「何?・・・・・・

これ・・・・・・たしか、私、家にいたはず・・・・・・」私は

家にいたはずだ。立花杏を公園で殺し。その殺害現場の公園を去り。

そのまま、家に帰ってきて。裏アカで、Ⅹを開設して。推しの少女

連続殺人の犯人の情報を集めようとした。その時、下のキッチンから

何か、物音がして。確認為に、下に降りると、微かに開いていた。

キッチンの窓から、野良猫が侵入していて。その猫を外の出して。

自分の部屋に戻ろうとした。その瞬間の事だ。私の背後で、大きな

手が、私の口を塞ぎ。私は、意識を失い。で、気が付いたら。

こんな場所で、目を覚ました。一体、ここはどこなんだろう?

辺りを見渡しが、一体。ここが、どこなのか。知る事ができない。

「何か、何か。この場所が、わかる。手がかりがあれば・・・・・・」

辺りを見渡す。だけど、身動きがとれない。こんな状態じゃ

ピンポイントで、場所の把握ができるわけがなく。しばらくして

私は、動くのをやめた。「はぁー。これって、監禁って奴かも。

どこかのキモい変態おじさんが、私を捕まって。そのまま、私を

己の欲望を満たす為に。無理やり・・・・・・なぁーんてね。

そんな事がある訳がない」私は、冷静に、今の状態を考え始めた。

「おそらく、そんな事をする為に。私を誘拐した訳ではない。

 もし、それが目的なら。私じゃなく、他の子を捕まえるはず。

私には、そんなキモい変態おじさんの溜まりに溜まった。欲望を

満たす為の物は持っていない。(くやしいけど)じゃあ、私は

何の為に、捕まったのか。それは・・・・・・私が、殺した。

立花杏の仇討ちをする為。ですよね。立花杏さんのお兄さん」

独り言のように、語っていた。私の目の前には、私よりも大きな

体格をしていて。髪は、短くて。左目に、一本線の傷がある。

大男が現れた。「随分と、大きな声の独り言を話すだなぁ」

「あぁ、思っていたよりも。イケメン君の登場じゃ~ん~」

 からかうように、話す。私の顔を男が見つめる。「なぜ、俺が

 立花杏の兄だと思った?」男は、私の質問をする。「私が、公園を

 出ようとした。その時、お兄さん。いましたよね?」私が、立花杏を

 殺して。翌日に、再び。公園を訪れ。立花杏の死体を見つめ。家に

 帰ろうとした。公園出口近くのベンチで、鳩に餌をあげていた。

 人が、私の事を見ていたなぁーと思って」「それが、俺だと?」

 「はい。その後、お兄さんは、私に気づかれないように。私を

 尾行して。私の家を突き止めた。そして、私の家のキッチンの小窓を

 開けて。庭にいた。野良猫を窓から、入れて。私を油断させようとした。

 違いますか?お兄さん?」小首を傾げ。一点を見つめる。私に、男は

 「はぁーはぁー」と、気色悪い息を吐く。「そうか。お前が、妹を

  殺したのか・・・・・・」「えぇ、そうですけど」あんまり、気持ちを

  込めない。言葉で、返す。「そうか、そうか、そうなんだな。じゃあ

  お前を殺すかー今すぐに」二ヤッと笑い。着ている。ジャケットの

  ポケットから。果物ナイフを手に取る。「覚悟は、いいかい?」

  再び。不気味な笑みをこちらに、見せる。「はい。どうぞ。ご勝手に」

  そうか、死ぬのか。どうせ、死ぬなら。推しに殺されたかったけど。

  まぁ、いいか。しょうがないよ。大切な妹を殺されただもん。私に

  殺意を向けるのは、仕方ない。けど、いや、いいか。疑問に思うのは

  間違っている。目を閉じ。私は、腹から、思い切り。息を吐き。

  果物ナイフを持つ。立花杏のお兄さんを来るのを待つ。

  「さようなら。私の推しの殺人鬼さま。できれば、あなたに

   私を殺してほしかった」独り言を呟き。この世界との別れを

   言う。私の短い人生が終終わりを迎える筈だった。私の目の前に

   立つ。立花杏のお兄さんが、突然、倒れる。「えっ⁉」思わず

   驚く。私が、立花杏のお兄さんの体を見ていると、体から、赤い

   液体が溢れる。血だ。立花杏のお兄さんの体から、血が出ている。

   これは、一体。何が起こっている。止まっていた。私の思考が

   急速に回りだす。私が、考えていると、立花杏のお兄さんの後ろから。

   何か、神々しい。姿が見える。「あれって、もしかして・・・・・・」

   私が、見つめる。その眼前の先に、大きな巨体と、左手に鉈を持つ。

   私の推しの姿が、目の前に現れた。

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