第8話 浩二と温泉③

 やっと湯着が透けてくれたから浩二を誘惑できるぞ~♡ 温泉につかっている私はゆっくり立ち上がる。


「姉さん出る? …って」


私のほうを観た浩二は驚いている。普通湯着が透けるとは思わないよね。今の内にアレをやろ♡


私は浩二の顔に胸を押し付ける♡


「うわぁ!」


「私の胸、米園よねぞのさんに比べて大きいかな?」


「……」


「できれば、米園さんとのHはもうやらないでほしいんだよね~」


もうそろそろ離れて、浩二の呼吸を確保しないと。


「…姉さんの方が大きいと思う」

ボソッと言う浩二。


「ホント?」

あの女に1歩リードできた~!


「舞花さんとのHは、僕もずっと気になっていた事なんだ。けど…」


Hできる貴重な相手を失くしたくないよね。だったら…。


「心配しないで、私が相手してあげるから。に入れるのはダメだけど、それ以外なら何でもやってあげるよ」


本当はも大歓迎だけど、姉としての立場があるからね。これ以上は言えないよ。


「姉さんが僕の相手を? いくらなんでもダメだって!」


私は浩二の隣に移動してから再び温泉につかる。こういう時は言葉よりもお〇ん〇んに訊いた方が早いよね。そう思って手を伸ばそうとしたら…。


「僕もう出るから!」

浩二は慌てて立ち上がり、浴室から出て行った。


逃げられちゃった…。けどあの慌てよう、私の胸の虜になったかな♡ そう考えないと慌てる必要ないよね♡


「着替え終わったら声かけるから!」

脱衣所から浩二が大きめの声で言った。


扉を挟んで浩二が着替えているこの状況、我慢できないわ~♡ 早速私は浴室から脱衣所を覗く事にした。


……そこでわかったんだけど、やっぱりよ。今は厳しいかもしれないけど、時間が経てばきっと…。



 混浴から2日経過した。私は浩二より早く下校したみたい。未だに求められないけど、恥ずかしがってるのかな~?


私からリードしたほうが良いかも? そう思った時、部屋の扉がノックされた。


「入って良いよ~」


返事した後、制服姿の浩二と女の子が入ってきた。あの子誰?


「浩二君に余計な事してくれたわね!」


なんかよくわからないけど怒られてる? 私何かした?


…なんて思ったけど、女の子の声を聴いて正体が分かった。あの子、〇ッチの舞花じゃん! 怒りたいのは私の方なのにさ~。


こうして、浩二を巡って『私VS舞花』のバトルが始まる…。

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