第7話 浩二と温泉②

 貸し切り温泉は…、家のお風呂がでっかくなった感じだ。景色は見えないけど、このほうが落ち着くから良いや。


「姉さんも早く入ったら? 気持ち良いよ」

私を観て微笑む浩二。


確かに温泉に入れば気持ち良くなると思うけど、私を本当に気持ち良くさせるのは浩二のお〇ん〇んだから♡


私はかけ湯をしてから、浩二の隣に移動する。


「ね? 気持ち良いでしょ?」


「そうね。広いお風呂の解放感が癖になりそうだわ」


入って早々、私は自分の胸元をチェックする。今は透けてないな~。千夏さんは“ちょっとすると透けまくる”って言ったけど、ちょっとってどれぐらいなの~?



 会話せずに温泉を堪能する私と浩二。…そうだ、あの女について訊いてみよう。前から出会ったきっかけが気になっていたんだよ。


「ねぇ浩二。たまに浩二の部屋から女の子の声が聞こえるんだけど、その子はどういう子なの?」


Hの事には触れないよ。いくら私でも、それぐらいの気遣いはできる。


「声聞こえてたんだ? 邪魔してごめんね」


「全然気にしてないから」


「えーとね、彼女は米園よねぞの 舞花まいかさんって言うんだ。今は僕の隣の席なんだよ」


浩二と隣の席? もし私がそうなったら、授業を聴かずにずっと浩二の顔観てるな♡


「隣の席をきっかけに仲良くなったんだね?」


「……」

浩二は気まずそうな様子で黙っている。


「実は違うんだけど、姉さんにどう思われるか…」


「遠慮なく話して。浩二のどんな事も受け入れるから」

お〇ん〇んを受け入れる準備も出来ているよ♡


「わかった…」

浩二は重い口を開く。



 「舞花さんと隣の席になる前、教室で僕と友達2人の3人でHな事をこっそり話していたんだ」


どういう話をしてたんだろう? 『姉とHできるか論争』だったら良いのに…。


「その時に舞花さんが近付いてきて言ったんだよ。『Hな事に興味あるなら体験させてあげるよ♡』てね」


あの女、マジで〇ッチじゃん! あの嫌らしい喘ぎ声通りだった訳ね。


「僕達はそれを受け入れたんだ…。姉さんからしたら理解できないと思うけど」


「そんな事ないよ。男の子なんだから、Hな事に興味あるのは当然でしょ?」


「受け入れてくれてありがとう。気が楽になったよ」


浩二の表情が和らいだ。相当緊張してたみたい。


「米園さんはHが大好きみたいだね。その調子だと、多くの男の子に声をかけてるんじゃない?」


「そうだね。そういうところをよく見かけるよ」


だとしたら、浩二を〇フレにする必要なくない? 他の男の子がいるんだからさ。


「だったら、米園さんは相手に困らない感じだね」


「それがそうでもないんだ。ほとんどの男子が舞花さんとHしたんだけど『これからもどんどんるぞ派』と『見返り怖いから1回きり派』に分かれてるんだよ。僕はどんどん派だけど…」


浩二があの女を連れてきたのは何度もあるから、その言葉に嘘はないね。それだけHした事になるけど、私は悪いと思っていない。


だって浩二の性欲は旺盛なんだよ? 彼の心を私に向けさせれば、たくさん相手してもらえるからね♡



 話に夢中になって湯着の透けを確認してなかった。さて、透けてるかな~? 私はワクワクしながら胸元をチェックする。


…おぉ! 見事に透けてる。〇首もくっきり♡ これなら浩二を誘惑できるぞ~♡

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