応援コメント

第10話 通りすぎた奴――エレ弁」への応援コメント


  • 編集済

    幻想文学に惹かれつつ、ミステリーしか読まない生活を送ってきたんですが、眉村卓さんは子どものころたくさん読みましたよ。ショートショートもよかったし、ジュブナイルも面白かったですね。なぞの転校生とか。

    眉村さんの作品で一番好きなのは『わがセクソイド』でした。
    中学のとき読んだんですが、娼館のセクソイドに恋をして破滅していく男の話で、最後がとても切ないんですよね。

    というか、買った本がラストに近いクライマックス30ページくらいが他のページにさしかわっていて、そこだけ読めないという乱丁本で、店屋で立ち読みした記憶があります……。

    作者からの返信

    眉村卓さんは面白いですよね。

    今は、乱丁本というのはあまり見ないように思います。
    アマゾンだったらすぐに返品すればいいし。
    貴重な体験ともいえるかもしれません。

  • これ、昔NHKラジオの朗読番組で聴きました。好きな奴です、設定もオチも。

    昔はラジオドラマや朗読番組が多かったように思うんですけど。作品の存在を知るきっかけとして重宝してて、澁澤龍彦『高丘親王航海記』なんてのもそれで知りました。

    作者からの返信

    朗読番組でもやってたんですね。私も聞いてみたいです。

    『高丘親王航海記』なんて、マニアックな作品やってたんですか?

    幻想文学としては有名ですけど、大衆性がほとんどないと思うので、驚きました。


  • 編集済


     作者も作品も全ッ然聞いたことがないレビューが延々と続く読書案内。普通なら、まあがんばって教養の補強に、みたいな読み方になるんですが、本作はただひたすらに一気読みしました。ご案内いただいた作品を今後読む機会があるかどうかはともかくとして、一つ一つで取り上げているそのチャームポイントの「推し方」が実にいいですね。五百字内の文章でこれだけ読み手を引き込んで読ませてくれるとは。

     そういうわけで十九話まで目は通しましたけれど、この眉村先生の一作だけはしっかり読書体験があるので、ここでコメントさせてもらおうかと。っていうか、これって幻想文学にカテゴライズできるもんなんですね。まあ細かい適用規則があるような世界ではないのでしょうけれど。
     しかしエレ弁売りをボルヘス的と評しますか……。一応キャラとしては記憶にはあるものの、完全に読み流してました。とはいえ、あれのラストは確かにあっと言わせるオチでしたね。社会学とか心理学っぽい文脈でいくらでも深く語れそうな……と、そっちの方ばかりに目が向いてしまう私は、やはり幻想文学的というよりは9割がたSFで読んでしまう習慣が染み付いているのでしょう。

     さて、眉村先生というと、「妻に捧げた1778話」が話題を呼びましたが、改めて見直すとあの作品集はかなり幻想文学っぽいものが多かったように思います。一般的なショートショートのノリからは「?」な作品が多かったんで、私はあんまり入れ込んで読むことが出来なかったんですけれど、もともと文芸畑だった人ですから、放っておけばああいう世界を心ゆくまで追求するはずだった書き手ではあったんでしょうね。

     見知った作品を思いがけないアングルから捉え直している文章に出会って、ちょっと興奮してしまいました。この先も楽しみにしています。


    12/27追記
    すみません、「作者も作品名も全然知らないものばかり」というのは少し誇張気味だったかも。ざっと確認し直してみたら、まあそういう本があるとは聞いていた、とか、その作者の他の作品ならいくつか読んでる、というのに三分の一ほどが該当しました。でも第十話以降のタイトルを一覧すると、「うわー、知らねーのばっかり!」っていう感想に、どうしても流れますねー w。
    もっとも、決してネガティブな意味ではなくて、期待もしてなかった散歩道で夢のようなお花畑に出会ってなんか興奮してる、という意味合いの「知らねーのばっかり!」ですので、歓んでることには違いないのです。これからどんだけ新しい発見ができるのか、子犬のような気分を抱えつつ ^^、続きを心待ちにしています。

    作者からの返信

    >作者も作品も全ッ然聞いたことがないレビューが延々と続く読書案内。

    えっ、そうなのですか。
    「SF読者なら、だいたいは知ってるだろう」と思っていました。
    まだSFと幻想の間には、暗くて深い川が流れているのでしょうか。

    >改めて見直すとあの作品集はかなり幻想文学っぽいものが多かったように思います。

    確かにそうですね。
    白昼夢か妄想かといった雰囲気の作品が多いので、あの中から幻想小説セレクションを選ぶことも可能ですね。

    眉村卓は、俳句から創作をはじめたのでしたっけ?
    司政官シリーズの「炎と花びら」が、かなり幻想味強いと思っていました。

    励みになるコメント、ありがとうございます。
    これからもお気軽にコメントください。

  • 志向➡至高では?

    「ねらわれた学園」とか、懐かしいですね!
    「時をかける少女」➡「タイムトラベラー」の、筒井康隆さんの傑作も、フランスでバカ売れしたとか…?

    若いころに大阪に住んでいて、眉村卓さんのラジオ聴いたりしました。
    低い、深みのある、いかにも、という人物の声でした😊?


    作者からの返信

    「ねらわれた学園」と「時をかける少女」は、作者名がごっちゃになりやすいと思いませんか? どっちもSF作家でジュブナイルだし。

    >眉村卓さんのラジオ
    MBSチャチャ・ヤングラジオでしょうか?
    ラジオのパーソナリティとしても、有名だったそうですね!
    大阪人だから、しゃべりがうまいんでしょうか。

    誤字報告ありがとうございました! ぜんぜん気づかなかったです(汗)