43.情報共有する『白獅子』と組んだ化け物達

 タオに戻って、スズと情報を共有。

 セルキスの確保が最優先、というのがお互いの結論。

 クルスさんがスズに結構教会の内輪話をしてくれていたおかげで方針が固まるのも早くて助かった。俺がアイテム扱いって話はスズに爆笑された。悲しい。



「いやー、ウチな、クルス様の話聞いて『あれ、これレオっちが死ぬ?』とか思っとったから、まさかアイテム扱いやとは思わんやん」

「どーも便利アイテムです」

「ウケる」



 悲しいよね。自分がアイテム扱いされてるのを認めないといけないなんて。



「しっかし俺達そんなに教会に警戒されてたんだな」

「クルス様が一緒におるから大丈夫って、判断されてるってことなんやろうな。とくにマジクは」

「はあ……。そりゃあ、恩は返さねえとなあ」

「せやな。とりあえずさっさとセルキスの奴を捕まえんとな」



 と言ってもまずは何処にいるのか捜すところから。流石にホスチェストナッツにはもういないだろうし。いや逆をついてそのままいるかも? 分からん。



「正直、聖堂教会の情報網に引っかかるのが一番早そうやけど、ウチも一応探ってみるわ。引っかかるとしたら『形天』関連やろうとは思うんやけど」

「『形天』ね。いまいち分かんないんだよな。どういう集まりか」

「『形天』っちゅーのは、正直組織としてはわけ分からん」

「どういうこと?」

「頭がおらん。ウチの調べたイメージとしては同じ思想を持った『同盟』って感じやな」

「頭がいない? 思想が同じってだけで成り立つの? 組織がデカくなればなるほどトップに立ちたいって奴が出てくるもんじゃ……?」

「一応幹部みたいな連中がおるけど、対等の立場っちゅー話や。その幹部の一人にセルキスが名前を連ねとる」

「……気持ち悪い組織。まあでもとりあえずはそこってことか」

「前にロサリア様にホスグルブ内の『形天』の活動について話しとるから、一度ロサリア様に会って進捗聞いてみたいんやけど……。体調ずっと崩しとるっちゅー話やし、どうやろうな」



 ロサリアさんか。ホスチェストナッツ以来ずっと体調崩してるって話だもんな。

 そんな話をウダウダやっていると、ウチのパーティーハウスの扉が叩かれた。

 スズに俺が行くよーと言いながら玄関に向かい、誰だろうなーと思いながら扉を開ける。



「はいはい、どちらさんでしょーか」

「よっ!」



 元気に挨拶をしてきたのは髪を蒼色に戻したレイラ。うん、こっちのほうが見慣れてる。ロサリアさんと同じ髪色だと誰かさっぱり分からんかったもんな。いやあのドレス姿が見慣れてなさ過ぎるってのもあるけど。



「レイラ? うちのパーティーハウスの鍵持ってるだろ?」



 住み着いていて部屋も勝手に使ってるので、もういいかと鍵も渡してあるのにわざわざノックしてくるのは何故?



「うん、まあ客を連れてきたっつーか」

「客?」



 レイラの後ろにフードを深く被り外套で全身を隠した怪しい人物。

 あからさまに怪しい。でもまあレイラの知り合いっていうなら大丈夫……か? ていうかレイラの歯切れが悪いのも珍しい。



「客かあ。いまちょっと立て込んでるから依頼はちょっとなあ」

「ほら、レイラ。迷惑を掛けてはいけないから」



 響いたのは曇りのない透き通った美しい女性の声。女性か。全身を隠してるのは何か理由があるんだろうけど、今はちょっとな……。



「そうは言うけどさ、ロサリア兄様」

「あまり人を巻き込みたくはないから」


 ……ん?


 今、ロサリア兄様って言った?



「いや、これ以上騎士団にも隠し続けながら二人でってのは無理あるって」

「だが……」

「えっ。ロサリア……さん?」



 ロサリアさん、と思しき人物が、少し躊躇いながらフードを取った。

 レイラに似た顔つきではあるが、レイラより優しい顔つきの髪を後ろで結んだ女性。



「や、やあ」



 一瞬、俺は固まってしまったが、いやそんな馬鹿なと左眼の魔眼発動。

 かなり魔力が落ちているが、魔力の波長は間違いなく特徴的だったロサリアさんと一緒。



「……マジでロサリアさんじゃん」

「分かるのか!」



 不安で押しつぶされそうな表情から一転、破顔した美女は俺の手を取りすこぶる嬉しそうである。いや美女?



「え、どういうこと?」



 魔力の波長は間違いなくロサリアさん。

 なんだけど。

 いかん脳が追いつかない。



「なに玄関先でいちゃついとるん? ってレイラ様?」



 玄関で騒いでいたのが気になったのか、スズも出てきた。いやいちゃついてはない。だってロサリアさん……だもんね? 多分。手握られてるだけだし。そんな不審そうな顔で見ないでくれません?



「いや、この人、ロサリアさん……らしい」

「……はっ?」



 スズは目が点になった。なったが、レイラの顔を見て冗談じゃないと判断したらしい。



「ほんまかいな……」

「よっ! つー訳でお邪魔しまーすっと」

「すまない。邪魔をするつもりはなかったんだが」



 もはや気になって話の続きどころではなくなったので、とりあえず二人を家に上げた。


 とりあえず落ち着こうと全員分の茶を入れて、三人が座っているテーブルに茶を運ぶ。

 うん。

 全然落ち着かねえわ。

 いや誰だあの美女ロサリアさんだったわ。

 意味分からな過ぎる。



「恐らく、セルキスに掛けられた薬品の影響だと思う」



 なるほど。


 ……セルキスやば!?



「え、あの試験管の液体? あんな少量で性別が変化するとかいうわけ分からんなるん!? セルキスこっわ」



 スズに激しく同意である。強い弱いとかじゃない。セルキスヤバくて怖い。意味分からん。



「どういう原理かはさっぱり分からない。魔力が大分落ちてるというのは分かる。その副作用なのか、性別が変化する副作用で魔力が落ちたのか……」



 シュンとしている美女の皮を被ったロサリアさん。

 いや慣れねえこれ。



「ロサリア兄様を元に戻すにはセルキスを捕まえる必要があると思うんだ」



 レイラの真っ直ぐな言葉にロサリアさんも頷く。



「なんでもかんでもあいつに結びつくんだな……」

「いまウチらもセルキスの行方を捜しとるんや」

「なら!」



 俺とスズの言葉にレイラが身を乗り出した。



「うん。でもあれか。俺達の目的も共有しといたほうがいいか」

「目的?」



 端的に二人に説明。『聖女』と『魔女』の運命をどうにかする為に動いているということ。

 それは二人にとっても、飛びつきたくなる話であって。



「どうにかなるのか!?」



 テーブルを思いっきり叩きながらレイラが叫んだ。



「リィナさんは可能性はあるみたいに話してた」

「僕のことは置いておいていい。僕の全てをもって協力する」



 ロサリアさんも立ち上がり、胸に手を当て眼を閉じた。

 背低くなったのに胸でっか、じゃなくてロサリアさんもやはりクルスさんのことを優先するとのことで。



「セルキスが知る『魔女』について吐かせる必要があるっちゅーこと」

「よし、やろう」



 ロサリアさんの気合いが凄い。


 なお二人で買い物に出掛けていたシルとマジクがロサリアさんを見て、俺とスズのようにまた一騒動あったのは当然のことだと思う。

 魔力が落ちたのはもうとりあえずしょうがないとして、身体のバランスが変わりすぎている上に、大きな胸部を得てしまったのは剣を扱うには相当無理があるんじゃないかなって思うけどその辺りはどうなんだろうな。

 え、筋力も大分落ちてる? ああ、うん。大丈夫かなこれ。





    ◆






「で、条件とやらは後は何をすれば良いんじゃ?」

「さっさとやっちゃいましょー」



 化け物共め。

 内心で舌打ちをするセルキスであったが、口には出さない。

 勝ち目がない戦いはしない。

 ワンチャンこいつら死なないかなとかなり無茶振りをしてみるも、あっさりとその無茶振りを乗り越える。そしてそれが『魔女』化に関係ないとバレて殺されかけた。

 いや殺してくれと思うくらいの拷問を、というか死にかけて回復という地獄の責め苦を一日中、虫を痛ぶる子どものように無邪気に笑いながら堪能させられてもう本当にどこかに行ってほしいと思っているが、絶対に立ち去ってくれないので早く終わらせるに限る、とセルキスは思っていた。

 だが最難関と思っている過程の一つを達成するには、この二人がいれば可能だろうと思えば我慢も出来るというもの。

 『聖女』の血が欲しい。

 魔力を帯びた新鮮な血が。



「いや無理じゃろ」

「今代の『聖女』でしょ? あれ怪物よ?」



 おいおいおい。あんたらが言う? こいつら面倒になりやがったなとセルキスは白けた目線を二人に向けた。



「うーん……、難関じゃのう」

「普通に無理でしょ。誰がどう勝つのアレに」



 悩む二人に別案を出す。



「じゃあ『白獅子』の付与魔導士の血は?」

「必要なのは『聖女』の血じゃろ? 代役にはならんな」



 教会がスペアと言っている者の血を、あっさりと、確信をもって目の前の大魔導士は否定した。セルキスは一瞬違和感を感じたが、『魔女』になる、ということに興味をもつリィナが言うのであればと考えを切り替えた。



「じゃあやっぱり『聖女』しかないじゃない」

「というか物理無効、魔導無効、状態変化無効の相手をどうやって傷つける気なのよ。それこそ『魔女』連れて来いって話じゃない」



 呆れたと言わんばかりにだらけた態度をアークは見せる。



「新鮮な血なあ……。ん? 待てよ?」

「ヒト族でいう月の物の時のとか言わないでよ。嫌だからね。……そもそも『聖女』ってヒトでいう月の物ってあるのかしら。エルフ種は年一なんだけど。どうなのリィナ? あ、とっくに終わってる?」

「はっ。百は超えても身体は若いわ。ふむ、確かに『聖女』に周期があるは知らんな。ってそうではないわ。『聖女』自身に自分の肉体を傷つけさせれば良いじゃろう?」

「『聖女』って自傷は出来るのー?」

「昔、世界を呪って『魔女』が生きておるのに自決した『聖女』がおったらしい。そのせいで『魔女』を討伐出来ずに世界が滅びかけたとか」

「へー。でも運命を呪う『聖女』とかって多そうだけど一人なの?」

「じゃから教会は赤子から洗脳に近い教育を『聖女』に施して、どんな感情に揺さぶられても使命を優先するような娘に育てるようになったんじゃと。例えばどんなに嫉妬しても『でも私は使命を果たさなきゃいけないし』とその感情を諦めるような娘にな」

「へー、その教育マニュアル欲しいわねー。何かに使えそう」

「ワシはそういった奴らは死ねばいいと思っておるがな」

「ねえ、話脱線し過ぎじゃない?」

「若いモンはせっかちじゃのう……」

「そうよ。こういうのが楽しいんじゃない」



 うるせえ化け物ババアども、と叫べればどれだけスッキリするだろうと思いはするが、そう口を開けば拷問してくるんだろうなとセルキスは閉口する。



「で、どうやって自傷させるのよ。洗脳スキルとか効かないでしょ」

「そりゃーアレじゃろ。人質取って」

「人質? 誰?」

「ま、聞いた話。恐らく『聖女』が焦がれているのは『白獅子』じゃな」

「レオ?」

「待って待って! 『白獅子』を狙うの!?」

「うむ。あやつを人質にして『聖女』を呼び出して自傷させれば良い」

「なーるほどねー」

「相手は『白獅子』よ!? それこそ一筋縄じゃ」

「イケるじゃろ」

「捕らえるだけでしょ?」

「貴女たち、『白獅子』を知った上で言ってる!?」

「余裕じゃな」

「リィナになんか手がありそうだから余裕でしょー」



 ウソでしょあいつを知ってて言ってる!? と流石にセルキスも驚きを隠せない。



「本人はともかく周囲じゃなー。小娘は任せるぞ」

「はいはい。戯れとけばいいんでしょー。あんま長引かせないでよねー。でもそもそも『白獅子』を釣り上げなきゃいけないんじゃない?」

「そこはホレ、翠髪の出番じゃな。エサとなれ」

「え、私エサなの?」

「ほれ、いいから手紙を書け」

「は?」





【拝啓 レオレオ♡

 レオレオー、ちゅきちゅきー♡ はっぴーしてるー? え、わたしー? 教えてーあげーなーい♡ うそうそー! レオレオのこと考えるだけでちゅきちゅきはっぴー♡ 今度はいつ会えるのー? また熱ーく抱きしめてね♡ 十日後、レッドサンズ山の湖畔で待ってるね♡

 あなたのセルキス♡】





「え、言われたとおり書いたけどコレ出すの? マジ?」

「マジウケる」

「傑作誕生じゃな」

「いや貴女たちの言ったとおり書いただけだからね!?」

「よし、これを届けて釣り上げるとしよう」

「いやいやいや、流石に来ないでしょコレは」









「うっわ気持ち悪」



 捜していたセルキスから怪文書が届いた。何これ。



「んー?」



 パーティーハウスにいる全員で回し読みをして、テーブルの中央に手紙を置いた。みんなで手紙の意図を考えるも分からない。



「裏があるとは思うんやけどなあ」

「何かの暗号とかでしょうか……」

「ちゅきちゅきー」

「マジク、とりあえずちゅきちゅき言うのはやめような」



 全員腕を組んで手紙を見つめながらウンウン唸っている。何か意図がある縦読み斜め読みくらいの分かりやすいやつにして欲しかった。

 レイラが手紙を手に取り陽に透かす。



「特殊なインクを使って特定の条件で浮かび上がる系とか?」

「それなら尚更相手が分かっていないと意味がないだろう。文頭のレオレオ、ちゅきちゅきと言葉をわざわざ二度繰り返すことに何かあるかも知れない」

「ふと思ったんだけど……」



 検証している皆が俺に振り返る。



「馬鹿にしてるだけで意味がない、とか」

「挑発、か? それこそ意味があるのか?」

「挑発することに意味がある、とかかなロサリア姉様」

「姉様はやめてくれレイラ……」



 うーん、分からない。

 本当に何か意味があるのだろうか。意味なんてないような気がしてきた。というか考えても分からないから考えるだけ無駄だな。考えるのは皆に任せよ。でもその前に。



「というかさ」

「ん? どうしたん?」

「罠だよねこれ」

「こんな分かりやすい罠ないくらい罠やなあ」

「俺を、もしくは『白獅子』を罠に掛ける理由って何だろうね」



 手紙が罠だとしても、罠に掛けたい理由があるはず。



「そこはそのセルキスって人の目的の為じゃないんですか?」

「ふむ……」



 シルの答えはもっともだと思う。



「目的か……。『魔女』になること以外なんかあるってことかな? 流石に俺と『魔女』じゃ結びつかないし……」

「強力な魔力、とか?」

「確かにそれはあるかもなロサリア姉様」

「だから姉様はやめてって……」

「いやあ困ってる姉様可愛くって」

「かわ!?」



 レイラの言葉に心の中で同意する。そうなんだよな。今の姿のロサリアさん可愛いんだよな。多分うちのメンバー全員心の中で同意してると思う。

 そんな兄妹の会話を聞いていると、スズが手をポンっと叩いて閃いた。



「強力な魔力……。あ、『千年に一度の災厄』の足止めをしたマジクに目をつけた……とか?」

「えっ……」

「それか。確かに『魔女』になるっつーことは『聖女』と対になるってこと。つまりクルスさん並みの『魔力』がいるってことならマジクの魔力に目を付けるのも頷けるな」



 うんうん、それはあるな。クルスさん並みってことは人間辞めてるレベルだもんな。比肩するならロサリアさん、もしくはマジクくらいだろ。



「マジク、留守番な」

「えー!」

「あいつ何するか分からないからね。ロサリアさんが女になるレベル」

「うっ……。それはそうかも」

「引き合いに出されても否定出来ない……」

「悲しんでる姉様可愛い」



 レイラだけなんか違う方向に目覚めつつある気もするが、ロサリアさんが性別を変えられるくらいってのはやはり説得力が違うね。



「ちょい待ち。戦力を分散する方が危ないんちゃう? それが狙いかもしれん」



 スズの言うことももっともである。確かにマジクが一人のところを狙われたら、この街

は壊滅するかな。でもまあ確かに分けないほうが良いか?



「それとあと一つ」

「ん、まだあるのスズ」

「『千年に一度の災厄』を倒せる付与魔導を使えるシルに目を付けた、可能性もあると思うんやけど」

「あー、そっちもありそう。いやそっちが本命か?」

「でもレオ、私行かないともし付与魔導切れちゃったら……」

「……それは、うん。本音は行きたくもないんだけど、鴨がネギ背負ってやってきたレベルの展開でもあるから見逃すのも……。どうすっかなこれ。マジク抜きにするのもキツいのにシル抜きであいつとは、流石に生かして捕らえる自信ないって……。一旦殺して微動だに出来ない状態にした上でクルスさんに蘇生してもらうか? いやそれ蘇生間に合うかな……。なんでもありで殺すだけならなんとか出来そうだけど」

「レオっち完全に殺す前提やん。絶対物語の主人公とかが言わなそうなこと言っとるで。鬼畜か」

「いや俺、別に主人公ってガラじゃないしなあ」

「戦力分散するより、このメンバーなら固まって動くべきだと思う。二人の護衛は私達に任せるといい」



 ロサリアさん、頼りになる……いや頼りにしていいのか? 魔力も筋力もガタ落ちしてるよな? 体躯まで小さくなってしまって今まで通りに戦えるとは流石に……。いや、信じるか。物語の主人公タイプだもんなこの人。



「おう、任せろって」



 レイラ……。確かにレイラはまあまあ強いしな。威力だけなら最強級だし。でもそのレイラの蹴りくらって逃げられたセルキスの奴って耐久力が異常に高かったりするんだろうか。ま、打撃に強いと仮定しても、人であるならとりあえず呼吸を止めれば死ぬだろうから、なんとかなるかな。



「よし、じゃあ全員で行くか!」



 手紙の謎は一切分からんが、わざわざ姿を現してくれるなら乗るしかないこのビッグウェーブに!

 ……クルスさんはどうしよっかな。一応知らせとくか?

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