第6話 虎島刑事殉職
米倉と虎島は東武署でコンビを組む刑事。結婚を間近に控えた米倉は携帯型ビデオカメラを持ち歩き、自分の仕事を撮影しながら勤務を行っていた。ある時は路上犯罪者を取り締まり、またある時は炎上する民家に取り残された子供を救出して表彰されたりと、華々しい活躍の日々を送る二人。そんなさなか、彼らはメキシコ系麻薬カルテルのアジトを偶然にも数回発見し摘発に成功。ところがその活躍ぶりから組織に目を付けられ、殺し屋に命を狙われることになる。組織の罠にかかった二人は激しい銃撃戦を展開。応援の警官隊によって殺し屋たちは制圧されたが、時すでに遅く、現場には銃弾を浴びた米倉と虎島の姿があった。
警察葬が執り行われる。米倉は辛うじて命をとりとめていたが、虎島は米倉をかばうように大量の銃弾を浴びて亡くなっていた。米倉は葬儀の挨拶で涙ながらに「虎島とは兄弟みたいな仲だ」とだけ語ると、そのまま言葉を失う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます