第一章・第五十七話 Real Destory & Create(本当の破壊と創造)

982 なんも解らんです

 第一章・第五十七話 Real Destory & Create(本当の破壊と創造)が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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 057【Real Destory & Create】


 『もしもし、あたしゃ、これから一体どこに連れて行かれるんだい?誰でも良いから説明しておくれ』


 ……っと、言いますのもですね。

まぁ……その……まぁなんですよ。

前回の最後で言った様にですね。

私自身が今の状況を、全く持って、なにがなんだか訳がわかったなかったりするんですよ。

勿論ですね『なにがどうなって、こうなってるのか?』っと言う行程すらも、なにも解っていない現状だったりするんですよ。


そして結局、この件に関して最終的な話で言いますと……なにも解りません。


だから、私に残された道はですね。

もぉこの流れに身を任すしかない様な状態に陥ってしまってる訳ですよ。


まさに『チャンチャン』な現状な訳ですね。


前回までの状況説明終わり。


本当に、なんじゃね、これわ?


 ……ってな訳で、ございましてですね。

奈緒ネェと、真琴ちゃんが、この場から去った後の話から、この話はスタートします。


では……どうぞ。


***


「おっし、んじゃあまっ、倉津の馬鹿と向井さんも行っちまった事だし、そろそろ俺等も移動するとッスか」

「あの~~~っ、崇秀さぁ」

「んあ?」

「いや、これはね。さっきからズッと聞こうと思ってたんだけどさぁ。どこかに行くって言ってるけど、どこに行くつもりなの?」

「んあ?あぁ、そうだなぁ。まぁ敢えて隠す様な話でもないんだが、一応、行き先なら内緒だ。しかも、その理由も内緒だ」

「えぇ……」

「ただ此処で1つだけ言える事が有るとすればな。オマエに見せて置きたい物が有るって話ぐらいのもんだな」


いや……本当になに?

この状況下自体が、既に訳が解らない産物に成って果ててるって言うのに。

この男は、その上で、まだ妙な謎の部分をまで付け加えて来るか。


全くもぉ……そんなになぞかけばかりして、クェスチョンマンかね、君は?


大体ね。

なにを思って、急に『私に見せたい物がある』って言ってんのかは知らないけどねぇ。

まずにして、その見せたい物とやらの正体が、なんの事やらサッパリ皆目見当も付かないんだけど。


当事者である私が、本当にそんなんで良いのかい?



「えっ?えっ?なにそれ?その不確定要素満載な目隠し的な状態は」

「なぁ~~にな。これは、そこまで、そんな驚く様な大層な物じゃねぇよ。だから変に期待すんなよ」

「えぇっとね。期待すんな以前に、本当になんなの?そんな事を言われたら益々気になるんだけど」

「だったら、四の五の言わず、早速、その場に行ってみるか?その物自体は、此処から直ぐ近くにあるからよ。そこに行くのにも、そんなに時間は掛かんねぇし」


移動とは言ってたけど、この様子じゃあ、そこまで遠くに行くって訳ではないんだぁ。

じゃあ、この後、その見せたい物とやらの為に、イキナリ海外に連れて行かれる様な事はないんだね。


なら、まぁ良いっか。

なんにも解らない状況だけど、取り敢えず、この流れに身を任せても大丈夫な様な気もして来たし、いつまでも、此処でゴチャゴチャ言ってても始まらないしね。



「あぁ、うん。じゃあ、もぉそこに行こ、そこに行こ。なんか良く解んないけど、悩んで、気持ち悪い状態が、いつまでも続くよりかは幾分マッシだしね。ほれほれ行くよ」

「オッ、オイ……そんなに慌てるなよ」

「やだ」


全く行き先も知らないクセに、崇秀が慌てる位の勢いで、手を引っ張って校門を目指した。

まぁ勿論、さっきから言ってる通り、この話自体が、なにを意味する物なのかは知らないけどね。


……でもさぁ、翌々考えてみたらね。

崇秀が、私に『見せたい物が有る』なんて言うのは、非常に珍しい事だ。

いや、正確に言えばね。

小学校からの8年間の付き合いの間で、これが『初めて』と言って過言じゃない程、そう言う言葉を崇秀が発した記憶が無い。


……って言うのもさぁ。

崇秀ってさぁ、いつもどこか秘密主義な所が有って、変に隠し事をする習性があるじゃない。

そんで、それを使って人を驚かせ様と思ってるのかして、何事をするのにしてもコソコソと水面下に隠れて、密かにモノを進めちゃってるから、その期間中は、基本的な部分で、あんまり、なにも教えてくれないんだよね。


そんな秘密主義の崇秀が、なにやら嬉々として私に教えたい事が有るって言うんなら、これは変に疑惑を持つより、寧ろ、今の私にとっては素直に喜ぶべき行為だと認識すべきだと思うのよね。


だから私は、早急に移動を促したのさ。


当然……その心境には『妥協』や『諦め』の二文字が多く含まれてるけどね。


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【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>

今回から始まりました第一章・第五十七話 Real Destory & Create(本当の破壊と創造)なのですが。

まずは崇秀が何かを完成したから、奈緒さんに了承を得た上で『眞子に、それを見せたい』からのスタートでしたね。


所謂、Createな部分ですね。


しかしまぁ、崇秀。

コイツは常にトンデモナイ事をして来た男なので、そんな人間が、一体、眞子に何を見せたいのか?


次回は、その辺を書いて行きたいと思いますので。

良かったら、また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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