敬愛されし者はMっけが有る。~異世界に転生した現代マッドサイエンティスト、かわいすぎる王子に寵愛される~
第5話~異世界転生した現代のマッドサイエンティスト、学園生活を楽しむPart2-男子寮は僕らの愛の巣-~
第5話~異世界転生した現代のマッドサイエンティスト、学園生活を楽しむPart2-男子寮は僕らの愛の巣-~
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あの後、俺は王子の腕のなかで安心したのか寝てしまっていたようだ…。
「う〜ん…。ここは何処なんだ…。見た事もない天井と景色だな…。あれ?ダニエルさまは…?」
そう呟くと、ドアの向こうから微かに聴こえてくる男性たちの声と、そして見覚えのある澄んだ綺麗な声とが入り交じった不思議な感覚に陥ってしまった。
-ドアの向こうでは-
「皆の者、遅くなって申し訳ない…。少し手違いがあってな…。ここまでに来る道が混んでいたもので。」
そう挨拶するのは、紛れもなく、ダニエル王子だ。
そね言葉を受けた生徒たちは頷いてから、不安げな表情を浮かべ、質問してきた。
「あの…ダニエル様、もう一人、たしか、新しく、こちらに住まわれる方が、いらっしゃると、お聞きしましたが、彼はどちらに?」
そう聞かれてダニエル王子はニッコリと笑い、真剣な顔付きをして、こう言った。
「彼は、馬車で酔ってしまったらしくてね…。すこし、部屋で休んでもらっているよ、彼が目を覚まして部屋から出て来たら紹介させてもらう。」
その言葉を受け再び、生徒たちは頷き、話し始めた。
「それでは、これより、新しく入居される方の紹介をしていくぞ!先ずは、こちらに居られます、お方は、皆さんもご存知の通りかと思いますが、この大学がある公国の第三王子であらせられます、"ダニエル・マルミアーナ"様でございます。」
そう説明した時、扉が開いて、酔いが覚めて起きてきた僕が顔を合わせて。
-ドアのなか-
数分前、ドアの向こうで流れる声がハッキリと聴こえてきたのをキッカケに、僕はソファーから起き上がって洗面所に行った。
鏡を見る。
すると、やはり僕は暗い印象を受けるであろう見た目をしていた。
本当に申し訳ないが自分の顔は"大嫌い"だ
なぜなら、綺麗な顔が不気味に見えたようで"悪魔"だと"疫病神"だと言われ、忌み嫌われできたのだ。
そんな僕が、人の多い、この学園に来たのか…。
それは、紛れもなく"薬学"の研究と勉強をするためだ!
ただ一つとして、例外は、あった…。
それは、この世界に、現代から同じく、転生してきた、第三王子の中身である"黒谷 秋弥"の存在だ。
彼が居なかったら、僕は孤独だったし、本当に、この世界でも、愛を知ることは、無いとまで思っていた。
それこそ、運命の巡り合わせだ。
彼の存在は、僕にとって、かけがえないものだった…。
前世の記憶については、後ほど、話すとしよう!
今は目の前のシーンを片付けでおきたい。
それに大事な事を忘れている気がする…。
-現在のシーン-
扉の向こうを開けてみた…
すると、そこには、見知った顔と、見知らぬ顔が沢山いた。
「えーっと、もしかすると、あなたは、もう一人の入居者の方ですか?」
と進行役の男子学生が僕を見て声を掛けてきた。
「あ、はい!そうです。ご挨拶が遅れて、申し訳ありません…。たぶん王子から事情は聞いているとは思いますが…。」
と、切り出すと男子学生たちは、騒いでいたのを止め、こちらを一斉に見る。
「なんと!あなた様が、あの試験で首席で合格された、噂の秀才さんですね!!
ようやく会えました!こちらこそ、ご挨拶、遅くなって申し訳ありません…。
わたくしは、この寮の前任の寮長です。
これから王子とあなた様を紹介および寮長と副寮長の就任式を始めさせて頂こうかと思っていたところですよ。」
そう言われ、僕は、ニッコリ笑って頷き
「そうでしたか!でしたら、そのまま続けてください。僕も参加しますから。」
すると、元・寮長くんは、頷き、みんなに指示を出し、静かにするよう命じた。
周りは静かになり、就任式が始まった。
「これより、改めて、就任式を始める!
異論あるやつは居るか!居なければ、新しい寮長と副寮長の紹介に移る。
お二人とも、こちらへ。」
そう言われて、僕らは揃ってドアの前に並んで立った。
「えー、皆様、はじめまして!僕の名前は"スバル・ミハイル・アナマリアーナ"と申します。種族は、ヒューマンと吸血鬼のハーフで魔人族です。公国の外れの森にある、屋敷から薬学を学ぶ為に、この大学へ来ました。どうぞ、良しなに。」
そう挨拶すると、周りの男子学生は、戸惑いながらも、拍手をくれた。
たぶん、歓迎してくれたのだろう…。
有難い限りだな。
「続きまして、王子、自己紹介を、どうぞ」
そう促され、王子は頷き、先程とは別の、挨拶をした。
「改めて、挨拶させてもらう。皆は、もう、知ってるとは思うが、ボクは、この公国の第三王子だ。そして、彼と同じく、薬学を学びに城から許可を頂いて数年こちらで、お世話になりながら学ばせてもらう予定だ!よろしく頼む。」
と、言って、ひざまづいた。
こうして、就任式はスムーズに進み、僕らは、この大学の薬学部の人たちと一つ屋根の下で暮らすこととなった…。
-転調-
時は数時間後、就任式が終わり、歓迎会を開こう!と話していたが、門限ギリギリだった為か、「今日は時間がないと。」と言われ予定が合う日に、後日やりましょう!という流れになり解散となった。
場所は代わり、我らの暮らす、一室のなか
ここからは、かなり展開が加速するぞ?
皆の衆、覚悟は出来ているか??
出来ていないなら、ここまでだ。
大丈夫な人だけ読んでね…それじゃ。
-とある一室のベッドのなか-
俺たちは、あれから解散した直後にスグ部屋へ戻り、さっそく、"愛の巣"らしき事を始めようとしていた…。
「あの…、ダニエルさま…?背中に何か、固いものが…、あた、あたっているのですが…、気のせいですよね…?」
と言うと王子は更に抱きしめていた腕をキツく締めてきて手は俺の下半身へと…。
「ん?あー、わざとですよ?せんぱい、めちゃくちゃ可愛くて、すごい我慢したんですよ?だから、もう我慢できないです…。いいですよね…?はやく、したいです。ダメですか…?」
と上目遣いに、可愛く、迫ってきた。
「あー!もう!わかったってば…。いいよ、好きにしたらいいさ、俺は疲れてる。寝てる間に、すればいいよ////」
そう照れながら、カラダを委ねると…
「ありがとう。せんぱい…。だいすき。これからも、ずっと、ボクと一緒に、居てくれますよね…?拒否権なんて、ありませんからね!!」
そう言って火照ったカラダから湯気がでるのが見えた。
『あっ…コイツ、俺で本当に、興奮してる。前世の時も、同じようなシチュエーションだったなぁ〜、どんだけ、好きなんだよ。ある意味すご過ぎて、着いていけないな。』
彼は、俺をベッドの上で押し倒し、顔から下半身を、ゆっくり、ゆっくり、じっくりと、やらしく、優しく、触り始め、最終的には…、俺の、オレを優しく取り出して…
「うわあああ…、やめろ!そこは、ダメだって…好きにしろとは、言ったけど!!」
慌てふためく様子を、意地悪な笑みを浮かべ、王子は見て、更に息を荒くする…。
「せんぱい…。もう下半身が無理です!我慢できません!!いいですよね?!そのまま、我慢してくださいよ!?これから、ボクのボクが貴方の、いやらしい、ケツに、入って行きますからね////」
と、その瞬間、俺は思ってしまった…
やはり、こいつは"ケダモノ"だ。
なんにせよ、ずっとずっと、こうしたい。とは思っていたのだろう…。
俺も例外ではない…、気持ちい事は大好きなんだ。
ただ、限度ってのが有るよね~。という、お話。
-転調-
さて!場所と時間はガラッと代わり、ここからは、回想シーンだよ!!
みんなも気になってたとおもうけど、僕とダニエル王子って、元は現代の薬学の研究施設で活躍した、すごい人材なんだよ?
なんで、この世界に転生したかは話したと思うけど、僕らの出会いと、そして愛し合うことになったのか、話していくね!
-あれは、とある日の平日-
俺は、両親を無くし、とある施設に引き取られた…
そこは、ある薬品を扱う、機密組織だった
そして、そこの室長を務めたのが俺の父親で母は研究員だった…。
「すばる君、君は今日からうちの子だ!父さんと母さんが居なくなった今、私たちが育ての親だよ、いい子にしてるんだよ?」
そう言われて18年間いきてきて、ある春の時期に、俺は薬学の大学で勉強しながら、この施設で働きながら研究員として生きてきた。
そこへ、一人の男性が現れた。
彼こそが、俺の運命の相手!!
「あ!えっと…、すみません。今日から、お世話になります!○○高校三年の、"黒谷 秋弥"と申します。○○大学付属の薬学部に来年の春に通わせて頂く傍ら、テスターとして、アルバイトしにきました!よろしく、お願いします。」
と挨拶に来た、若造が、こちらを見ていた
「あ!君が、皆が話していた子だね!はじめまして!俺は、この施設で研究員をしている、"時街 素晴"って言うよ。よろしく。」
と固く、手を握り返し、挨拶を済ませると、彼は照れながら、顔を赤らめながら、こちらを見た。
きのせいだろうか…彼は、ゲイなのか?
いや…もしかしたら俺が惹き付けていたのかもしれない…。
昔から男所帯であった、この研究施設では、女性が少なく、男性同士のカップルや恋愛をしている人たちが沢山いた。
偏見は一切ない…けれど、俺が、なるとはおもいもしなかったからだ。
-1年後-
あの出会いから1年後、俺が通う、薬学部のある有名な大学に、彼は現れた。
「あれ?もしかしなくても、素晴さんじゃないですか!?奇遇ですね~。まさか、この大学の同じ学部だったなんて…。これって運命ですね!」
そう言われて俺は、たしかにそうだな〜と思い、その時はうけながしていたのだが…
-更に4年後-
俺たち二人は、4年間ずっと一緒に居て、分かった事がある、アイツは、ゲイなんかじゃない…。
"俺"が好きなんだ。
相手は誰でもいいという訳でもないからだ
ずっと見てきたが、俺を見る目だけはキラキラしていて、尚且つ、ギラギラしていた
他の人との差が凄くて、しかも過保護だ。
アイツは俺を守ろうと必死に4年間、貞操を守ってくれていみたいだ。
そこは、まぁ…、感謝している。
ただ、気づいてしまったからには、俺は、こいつの気持ちに答えないとならない。
その日が、遂に、やってきた。
「素晴せんぱーい!呼び出して、ごめんなさい…。どうしても伝えたくて…。」
そう言われて、凄く期待している俺が居て、本当に、びっくりしている。
「あの!僕は、素晴せんぱいの事が、好きです!!出会った時から、ずっと…。だから、付き合ってください!!」
俺は、想像以上に、嬉しかったのである。
「お、おう!ありがとな!うん、いいよ。俺も、お前の事、好きだし…。」
照れながら言うと、満面の笑みで、抱きしめて来て、耳元で「ありがとうございます。改めて、よろしくお願いしますね。素晴さん!」と言って、頬にキスをした。
かくして、俺たちは、結ばれた…。
敬愛されし者はMっけが有る。~異世界に転生した現代マッドサイエンティスト、かわいすぎる王子に寵愛される~ 月野 灯花莉 @syousetu_love315
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