第36話コヨーテ

ハッハッハッ、息が荒い!死ぬのか・・・。


呼吸が細切れに、鼓動は生き急いでいた!


タナトスとリンバは相変わらず月面の地平線に位置し、フワフワと浮いていた。

 腰は低く、パイアのトゥキックを免れない顔面は腰の高さに比例してこれ以上上に上げる余裕は無いと、いう事は輝の得意技、ハイキックを放つ機会を捨てたという事!

大原のハイキックは敵の頭部に右足を蹴り上げ、脳震盪を起こすほど、破壊力のあるキックの事で一瞬にして敵の意識を奪う必殺のッキックだった!

 ニヤリとパイアは、笑うコヨーテの様に。

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