第30話 鈴木と虎島

 東武署でそれぞれ別の部署に所属する鈴木刑事と虎島刑事は、片やスリーピース・スーツでスマートに、片や強行突破も辞さないファンキーそのもののカジュアルスタイルと、服装も捜査の手法も正反対だが、共に市警No.1を競うライバル同士の麻薬取締担当刑事である。そんな鈴木と虎島から散々煮え湯を飲まされた犯罪組織のボスの真田志郎は、2人を抹殺できないまでも失脚させるべく罠を仕掛け、押収品を横流しする悪徳刑事として、果てには県警捜査官殺しにまで仕立て上げた。


 こうして投獄されてしまった鈴木と虎島は、冤罪であることを知っている刑務所長に支援されて脱獄し、上司からマスコミの追及を抑えておける猶予期間として与えられた、24時間以内に無実を証明すべく、協力して組織に立ち向かっていく。

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