営業とは何をしてもいい職業である

人心を掌握し、売り上げを出してさえいれば、何をしてもいい。それが営業という仕事である。ましてや高額な商品、不動産を扱っているのなら。現実にもいるであろう世渡りのうまい営業の才覚を持った男や、彼を取り巻く世界の描き方がうまく、近づいてはいけないはずなのに親近感を覚えていく。それが怖い。
突然現れた娘と思しき女の子の正体は何なのか?という謎も含めて、破綻が見えている父娘の未来がどうなるのか、読み始めたら深みにはまっていることだろう。

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