第27話



「私へ直々に入学届を出した君」

「はい」

「名は?」

「夜桜 紅葉1.A.16」

「流石だ..お前」


黒髪ショートの如何にも生徒会長な風貌な女の子が立ち上がった

じっじ時自己紹介か?

夜桜(探偵)は何か言っていたし


「はっはい」

「名は?」

「えっあっ...高橋隼士A組..」

「帰れ!名前を言うくらい簡単にまとめろ」



えぇ..連れてこられてこれかよ

ここの生徒会は厳しいな

まぁ..別に入る気は無いし...いっか


「それじゃさy」

「会長!彼は少し喋るのが苦手なので多めに見てくれませんか?」

「いや..ぼぼ僕は別に入りたいくな」

「...いいだろう今回限り見逃してやろう」

「ありがとうございます!」

「えぇ..別に僕h」

「そこに座れ」


生徒会長は視線を扉の近くにある椅子に目をつけた

これを使って座れと言いたいのか..?


僕と夜桜(探偵)は椅子を真ん中ら辺に置いて座った


「紹介しよう生徒会メンバーだ」

「樋口 紅羽A.17書記です」


赤髪の小柄な女の子..身長は小学生くらい..

書記って多分議論した内容を整理してデータにまとめる仕事だよな..

苦手だな..


「佐藤 清隆Aの16.17.会計だ!」

「こいつはサボり魔だが数学に対しての計算が凄い奴だ!ずる賢いがな」

「かっ会長ー...第一人称くらいカッコつけさせて下さいよ」

「普段の態度が悪いから罰を与えだまでだ」


少しだらしない格好の男子だな..髪も服も整っていないし..


「機道 壊算A.18.支援科学です」

「支援科学?」

「あぁ情報などの武器を揃える役目だ」


戦場では情報が何よりの武器と言われているからな..!


「山本 瑛二A.17.副会長」

「山本は戦略の鬼眼と言われるほどの天才だ」


山本..

まぁ山本って苗字はこの国では多いからな

まさか邦隆と関係があるとかは..無いよな


「そして私は明智 灯市A.18.会長..以上が生徒会執行部メンバーよ」


ここの生徒会って権力高そうだな...

中学に潜入していた組織の知り合いなんて

先生のパシリにされたり予算が5000円だったり

酷かったらしいな

権力が強いと情報も集まりやすいし

入ると得だが

入りたく無いな..リスクが大きすぎる

全員特別選抜クラスのA組かよ...

しかも...ちょくちょくニュースなどでよく知る

名前の人も居るし..


「さて..新人に構う暇はない」

「なら僕がやりましょうか?ちょうど予算の申請書を理事長に提出しましたし」

「お前かぁ....」

「良いじゃないですか?会長〜ちょうどパソコンも壊れた所なので予算を使って宮本電気に買い出しするのを手伝って貰いたいし」

「通販でいいじゃないか..」

「会長は爪が甘い...返品手続きがやり易いし予算の変算も簡単に済ませられるのさ」

「また変な事するんじゃ無いぞ」

「へいへーい」


なんか頼りない先輩だな


僕と夜桜(探偵)は佐藤 清隆について行く事にした

あくまで予想だが..先輩は返品手続きや予算変算の為に家電ショプで買い物する訳ではない

他に何か目的があるに違いない...


「会長は少し頭が硬いんだよ〜多分頭の7割は仕事で出来ていると俺は思うんだぁ」

「そうですか..」

「まぁ何かあったら俺に頼めば解決してやる!報酬はきっちりと貰うが」


学園の裏門から近くにある家電ショプへ向かった


「ここはよく俺が使う店だ」

「よく来られるんですねー」

「あぁ!金が入るからな!」

「買い物ですよ?」

「くくくこれは予算だ俺のポケットマネーじゃあ無い!?」

「えっ..まさか」

「予算を使って好きなものを買う馬鹿はいない..」

「なら」

「まぁ見とけ」


どう言って先輩はパソコンコーナーに行き

80万円くらいのデスクトップを手に取り会計へ進んだ

マジで性能が化け物な高性能だ..

生徒会執行部の予算っていくら何だよ


「こいつをお願いします」

「いつも買っているようだけど..金はあるのかい?」

「あぁ学校で必要なんで」

「ポイントは...聞くまでも無さそうね」

「はいお願いします」


確か50万以上の買い物をしたら

10%のポイントが付くんだよな...

頭いいな予算を使って

ネット注文では出来ない

個人へのポイント溜め...流石と言わざる負えない


「あらポイントが50万超えたわね」

「もうこんなに貯まったのか!」

「よかったわね」


自分のポイントカードを使っている感じ


「なんか先輩って..」

「あぁ..かなりの」

「変人なんじゃ..」「天才なんじゃ..」

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ローテ・アルセーヌ マルコボーロ大佐 @dokusilyokannbunn

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