幕間元陛下と元宰相

「あのですね、陛下…」


「もう、陛下じゃあないわい…」


「いえっ…確かにそうなんですけど…」


「昔みたいにウィルじゃと言っておろう?」


「っ〜〜〜 そう…なんですけど…」


「ほれほれ…どうした…ウィルと呼んでみぃ〜 クララ」


「…ウィル」


「そうじゃそうじゃ…それでよいのじゃ…」


「と、とにかくですね…」


「? 何じゃ?」


「今頃になって毎晩毎晩ハッスルはどうかと…私ももう年なのですよ?」


「年なぞ関係ないわい…わしはあの頃に戻ったのじゃ!見よっ!このキ◯コの山をっ!」


「…えのきの間違いでは?」


「ええ〜い!シャラップじゃ!しかも言うに事欠いてえのきとは何じゃ、えのきとはっ!?例え、えのきと言えども舐めるではないわっ!まあ、舐めた後じゃろうが…」


「ああ、もう!誰がうまく言えと言ったのです!?そんなに使えるならもっと子作りに励んで下されば良かったでしょうがっ!?」


「馬鹿も〜ん!お主じゃからじゃ…お主じゃから燃え上がっておるんじゃろうが…萌え萌えよ、わしっ!バットとボール使ってるから燃えよ、プロ◯球か、燃えよ、ド◯ゴンって感じか?」


「…やかましいですよ…ウィル」


「最早…いまのわしを止められるもんはおらんじゃろう…」


「それはそれは…いい事を聞きましたわ、ウィル様」


「ぬっ!? 王妃達!?」


「もう王妃ではありませんよ」

「そうですわ」

「その通りですわね」

「全くですわ」


「何故、ここに!?」


「陛下の元気があまり余ってるみたいでしたので…」

「久々にわたくし達も…」

「ハッスルハッスルしようかと…」

熟熟じゅくじゅくの完熟マンゴーをご賞味下さいませ♡」

「ですわですわ!」

「それにクララさんから呼ばれましたの…私一人では流石に相手しきれないと…」


「は、謀ったな!クララッ!?」


「先程も言いましたが年を考えて下さいませ…私も80ですよ?」


「わしは85じゃぞっ?」


「と、とにかくそんなに元気になってるのですからティーネ様を始め…元王妃様方のお相手も宜しくお願いしますね?」


「うぬぅ〜〜〜! まあ、よかろう…元、この国の王の力…存分に魅せてくれよぅ」


「「「「「あ〜ん♡ウィル♡」」」」」



 そして…クララはこの時の情事で妊娠…。世界最高齢にも関わらず無事に子供を出産…。生命の神秘の凄いこと、凄いこと…。

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