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無価値の英雄への応援コメント
最初はジブリの有名作品みたいだなぁーと
思ってました。
途中から、思ってたよりも深いぞ…と。
ラストはなんと、SFに!
読み進めるうちにどんどん色が変わっていくお話。
個レベルでは興味深い種族だと思っても、
全体に広げるとそうではなくなるかもしれない。
損得を優先する者がいたり、
話や考えが間違って広まることもある。
『人間の情報共有はバカにならんのさ』
↑マデオの言葉、その通りだと思いました。
便利な道具も使い道によっては
恐ろしい殺戮兵器になってしまう。
ジュライクのような者が使えば、逆にも。
銃は人を殺さない、って言葉を思い出しました。
人類の中にヨキやアーチ、ジュライクのような
人間がいるなら、まだまだ捨てたもんじゃない。
英雄は案外と目立たないところに
いるものかもしれないなぁ、と。
無価値こそ、評価されないものの中にこそ
優しく美しくかけがえのないものがあるのかも
しれない。
深く、壮大で、温かい素敵な作品でした。
良いものを読ませていただき、
ありがとうございました。
作者からの返信
こちらも一気に読んでくださって、本当にありがとうございます、瑞崎はるさん。
まー、私もラピ〇タっぽいなーと思いながら書き始めました(笑)
そして、ジブリ作品のその多くが【イイヤツばかりじゃないけど、悪いヤツばかりでもない】を書いていますし、その辺りも踏襲してる気はします。
でも、この物語で書きたかったのは、瑞崎はるさんにも読み解いて頂けた【目立たない英雄】でしてね。
派手な業績をアピールして英雄になる人が悪い訳ではないですが、世の中には地味な善行を積み重ねている、良き社会の屋台骨の様な、もしくは礎のような人たちが沢山いるんだよという事を書きたかったんです。派手=善ではないよ、地味=取るに足らない存在ではないよ、と。
楽しんで頂けて嬉しいです。
ほんと、めっちゃ嬉しいです。
ありがとうございました!
無価値の英雄への応援コメント
壮大な物語を短編に収める手腕に拍手でした。
無価値の英雄ってどういう意味なのだろう、と思っていたのですが、そういうことなのですね。
自嘲するジュライクにかけられる「何千年も覚えてる」という言葉がグッときました。
面白い物語をありがとうございました。
作者からの返信
嬉しい感想をありがとうございます、水月蓮葵さん。
この物語は一万字以内で収めるという自主企画参加用に書いたものでして、詰め込み過ぎで分かりにくい部分もあったかと思います。でも、書く人が読んだ時には「あぁ、ここは言葉足らずだけど、こういうことだろうな」と補完して下さるのかな、なんて思っています。
短い人の一生と、大樹やハイテクノロジーの長い一生、これらの邂逅には浪漫がありますよねー。
無価値の英雄への応援コメント
誰も知らなくても、決して無価値じゃないですよね。現実にもこういう本当の意味での英雄が、ひっそりと、でもゴロゴロと存在してるんだろうな、そうであって欲しいし、自分自身もほんの些細な事で良いから、そんな無価値な英雄になれたら良いなぁ……と夢想しました。
素敵な物語をありがとうございます♡
作者からの返信
利己的で身勝手な行動は目立ちますが、献身的で慎ましい行動って地味で目立たないんですよね。
だから、人はついつい世をはかなんでしまいます。本当は親切な人や善人がいるのに気づけない、みたいな。
そうなんですよね。この世には名もなき英雄がいっぱいいるハズなんです。
たとえば、前を走っている軽トラの荷台から落ちそうな荷物に気づいた人が、その軽トラの運転手にそれを告げたとしましょう。それは小さな親切に過ぎないんですが、もしも、その指摘がなかったら、ナニカのキッカケでその荷物が落ち、脇を走っていたバイクがその荷物を避けようと歩道に乗り上げ、幼稚園児や小学生を轢いてしまっていたという事もあり得るんですよね。そして、その子供たちの中には将来世界を救う発明を為す子供がいたりする訳です。
軽トラの落ちそうな荷物を「危ないよ」と伝える事で世界を救った名もなき英雄は、きっと、そこらじゅうにいるんですよね。妙な例え話で恐縮ですが。
風が吹けば桶屋が儲かる的な感じの英雄には誰もがなれるんですよね。
私もそうありたいと思っています。
ステキなコメントありがとうございます。
無価値の英雄への応援コメント
それで無価値の英雄なのですね、ラストのタイトル回収がお見事!
あ、読みまわりが遅くてスミマセン(^^;
物語がどう展開してゆくのかドキドキしながら読み進めると、スケールの大きなストーリーじゃないですか。
これが1万字以内に収まっているのが不思議なほどの読み応えがありました。
企画にご参加いただきありがとうございました。
作者からの返信
ステキなお題をありがとうございました、柴田 恭太朗様。
お題を見て閃いたアイディアを物語に落とし込んでいくのって楽しいですよね。一万字の縛りは結構しんどくて、文字数を削るのに苦労しましたけど(笑)
気配 城 フライ
他の人が書くこのお題へのアンサーと被らないように頭を捻ったらこんな感じになりました。『確か、スイングバイと似た概念にフライバイってあったよな』って思いついたのがスタートだったように思います。フライを揚げ物やハエやシンプルな飛ぶにしない事が私の中のテーマだったように思います。
企画に温かく迎え入れてくださってありがとうございました。
とても楽しかったです。
無価値の英雄への応援コメント
壮大な物語! 誰に知られずとも良心に従って行動し、信念を貫く英雄のごとき無名の民が、世の中にはたくさんいることに気づかされます。
マデオの正体は一体なんなのかと思っていましたが、そういうことだったんですね。SFも入ってた!
人間はまた何度も同じ過ちを繰り返すでしょう。でも、好奇心のある少女のようにジュラに話しかける者もいて、無価値の英雄の物語は細く長く語り継がれていくのでしょう。
ロマンチックな大河ドラマをありがとうございました♪
作者からの返信
ステキな感想をありがとうございます、鐘古こよみさん。
【英雄のごとき無名の民が、世の中にはたくさんいる】まさにそうですよね。名の売れた迷惑系Youtuberなんかより、地元の子供にしか知られていない小さな町の駄菓子屋のおばあさんの方がよっぽど世界を救うピースになり得るんじゃないかと思っています。
そして、無人になった訳ではない集落の人間が、あるいは後世にこの森を訪れた話好きの冒険者が、このお話を語り継いでいってくれる事を私も願っています。
ほんでもって、この三つのお題、なぜか、SFを書かせてくれましたよね。「気配」「城」「フライ」で。なんででしょう(笑)
無価値の英雄への応援コメント
まるで神話の様な壮大さで、絵物語の様に風景が妄想出来ますねー
偶々惑星調査・搾取の為の道具の上に育った大樹が意思を持ち、道具の力を以って浮き上がりその地ごと神の様に崇められる……
偶々やってきた冒険者の子孫がその惑星を救う為の行動をする、等1万文字に満たぬ掌編なのに色々とスケールがでかい^p^
この様な話が数千年後、神話として語り継がれてるかもですな^p^
作者からの返信
ありがとうございます、あるまんさん。
これはお題【気配】【城】【フライ】の三題噺に参加しようと書いたものでして。文字数制限が一万文字以下という縛りでしたその時の企画があったから書けたものです。
『お題の使い方で他人と被らないように』って考えていたら、【フライ】は【フライバイ】で答えようと思いついてこんなお話になりました。
楽しんで頂けたようでとても嬉しいです。