考察系小話
心霊スポットが心霊スポットになる過程を考える
今回は心霊スポットが心霊スポットと呼ばれるようになるまでの過程を、あくまでも私の考え方で考察していこうと思う。
予め申し上げるがデータも根拠も無い。
その場にいる霊からの訴え。
その土地の過去。
私なりのアプローチだ。
「こんな考え方もあるよね」程度でお読みいただきたい。
夏になると私はよく心霊スポットに誘わる。
以前も申し上げたが、私を連れて行くとほぼ確実に何かが起きるという理由。
何度も訪れているうちに、「何故ここは心霊スポットとして有名になったのだろう・・・」と考えるようになった。
テレビ番組やYouTube等、心霊系のシリーズで必ずと言って良い程登場する廃墟。
経営者が自分で命を・・・
一家全員で無理〇中・・・
暴漢に襲われ、〇された主人が・・・
等々謂れがあるが、なぜこんなことがわかるのか。
確かに日本全国探せばこういった場所も少なくはないだろう。
だが、私が行った場所ではそのような霊はいなかった。
あちらさんも元は人間。
屋根のある場所にいたいのだろう。
永い時間彷徨っている方は、ある程度自由に動けるそうだ。
久々に人と出会えたら、それは喜んで近寄ってくるだろう。
自分の家だと思っている場所に、ガヤガヤ入ってこられたら気分も悪くなるだろう
。
大体これだけだ。
謂れは怖さを助長させるために後付けされたもの。
廃墟で霊に出会った時。
あちらは急に人が入ってきて「(。´・ω・)ん?」みたいな顔をしている。
ごめんね・・・。
と言うと、上記のような返事が返ってきて、謂れとは無縁だと教えてくれることがある。
だが、所謂「危険」だと思われる場所も中にはある。
自〇の名所
渓谷に架かる橋。
断崖絶壁。
こういった所は、明確な死が存在する。
自〇があったのも事実だろう。
M県のY橋は有名なスポットだが、ここは半分事実だった。
橋から下を覗くと自〇者の手が無数に伸びてきて、引きずり込まれてしまう。
女性が手招きしてくるのを見ると、気付いた時には飛び降りた後。
実際に訪れた際に橋の下を覗いたら真っ暗で何も見えはしなかったが、なにやら誰かの声は聞こえるてくる。
あああ・・・
あああああ・・・
白い物がフワフワと漂っているのも見えたが、何なのかは特定出来ず。
手招きすると言われる女性。
女性は何人かいた。
でも、こちらには一切興味が無いようだった。
沖縄も感受性と想像力が豊かな方にはそういった土地だと言われている。
かつて沖縄では、日本で唯一の地上戦が行われた。
軍の方針や、情報の不足、民間人への圧力等で南部へ押し込められる。
鉄の暴風と言われる程の砲弾を浴びせられ、住民の犠牲は9万4千人に上り、沖縄県民の4人に1人が命を落とした。
中にはひめゆり学徒隊を含む10代の女性達も。
こちらも心霊系の番組や書籍で取り上げられることが多い。
Googleの口コミにでさえ、女性は行かない方が良い、行くと気分が悪くなります等の書き込みまで。
本島南部=心霊スポットだと思っている方も多いようだ。
それは間違いだと言いたい。
断じて。
無念のうちに亡くなった方が大勢いたのは事実。
ただ果たして現在の私達に恨みを持つ方がいるだろうか。
感受性の高い方などはエネルギーを受けてしまう方もいるだろう。
だが、それを恐怖と捉えないでいただきたい。
正しく沖縄戦を理解し、供養の気持ちを持って訪れていただきたい。
ガマと言われる当時の防空壕、野戦病院壕もある。
実際に見学が出来る施設もある。
是非肌で触れていただきたい。
沖縄は霊的にも特殊な場所なため、普段見えない、感じない方も見えてしまうことがあるだろう。
かつて沖縄に入るにはパスポートが必要だった。
車も右側通行だった。
米軍に広大な土地が接収されていた。
リゾート地としての沖縄も素敵なのだが、歴史を知ることで沖縄を深い意味で好きになっていただけると思う。
今回私が言いたかったのは実はここかもしれない。
根拠のない恐怖は混乱しか生まない。
せっかく素敵な場所でも色眼鏡で見てしまっては勿体ないし、寂しいではないか。
ちなみに現在の那覇新都心。
おもろまちの辺りも激戦区であった。
この辺でも体験がある。
しっかり怖かった為また次の機会に。
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