172日目 日本
【転移】!!
まずは【転移】の魔石を【魔導命令】で作成する。
クールタイムがあるので、朝イチでやっておく必要がある。
えっと……
昨日習得したスキル、いやこれは魔法だな。
【発芽促進】!!
昨日植えた野菜の種に使用していく。
【発芽促進】は【土魔法】か。
【土魔法】は用途が多いな。
攻撃以外にもいろいろと使えるものがある。
あとは異世界で消費した魔石の補充だな。
先に【エリアハイヒール】の補充はしておくべきだ。
新しく手に入った他の魔石はどうしようか。
とりあえず【転移】はできるだけ作成しておくとして、今のところ【回復魔法】は足りているからな。
今後戦闘が激化したことを考えてもう少し増やしてもいいか。
それから【ハイリカバリ】も必要だろうな。
異世界では、SPよりもMPのほうが貴重だからSP回復の魔法である【ハイリカバリ】は勿体ないという扱いだ。
しかし、戦闘が激化した場合、先にHPよりも先にSPが切れ、カウンタースキルが使用できなくなったらまずいだろう。
【エリアハイヒール】と通常攻撃だけで凌ぐのは相当厳しいはずだ。
あとは【オートヒール】くらいか?
あれ作るの痛いんだよなぁ……
まぁ地下で【フレアバースト】を使ってHP調整をすれば、安全に【オートヒール】のレベルを上げることができる。
◇
痛い……
地下室で魔石を握りしめる。
【オートヒール】が発動しているが、魔石に使っているため、自分は回復していない。
焼け焦げた右手の回復を放置し、ひたすら【オートヒール】の魔石を作成する。
しかし、以前ほど大量の魔石があるわけではない。
あくまでも外界で手に入った魔石だけだ。
午前中で大体の作業が終わる。
あとはひたすら【金属精錬】だ。
魔鉱石が大きくなってきた。
ん〜……少し危険だが、そろそろ行ってみるか。
◇
僕は【金属精錬】が終わっている魔鉱石全てを持って事故現場にやってきた。
相変わらずここだけ魔素が薄い……
大丈夫……大量の魔鉱石に大量のMPをぶち込んできた。
それにやばくなったら【転移】で逃げてもいい。
道路の交通量があるので、魔法が見つかってしまう可能性があるが、最悪死ぬよりはましだ。
僕は魔素が最も薄いところに魔鉱石を掲げる。
うわ……
ぐんぐんとMPが持っていかれる。
しかし、僕自身のMPが消費されているわけではなく、魔鉱石に補充されているMPが持っていかれるのだ。
そして、まだまだ魔鉱石はある。
なんとかなるか?
僕自身のMPはできるだけ使いたくない。
なんだか、少し怖いのだ。
!!
やばい!!
一旦引こう!!
バッ!!
「はぁ……はぁ……」
僕は後ろに引いて、呼吸を整える。
僕自身のMPも少し持っていかれたな……
「すぅ……」
大丈夫だ。
僕は深呼吸をしてMPを回復させる。
この場所から少し離れれば、魔素が充満しているのだ。
これは、何か意味があるのか?
なんだか意味のないことに危険を冒しているようにも思える。
とりあえず、もう少し大きな魔鉱石ができたらもう一度挑戦してみよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます