第14話

_クロエVSひ弱なコボルト②_

クロエ(うーん、ロイくんは回避かぁ。面白そう!私もやってみよう!)

ひ弱なコボルトの槍と動きを見ながらどんどん避ける。

“回避獲得”・“見切り獲得”

クロエ(はや!3回しか避けてないよー!?まぁ次に行こ!)

ひ弱なコボルトを見ながら思案する。

“ピコンっ”とクロエの頭で閃いたようだ。

クロエ(よし、試してみよう)

クロエは突かれた槍を避け腕で絡める。

足で槍を踏み、コボルトの槍を奪う。

“武器盗み獲得”

クロエ(ワォ、これでも行けるんだ!じゃあこの槍を投擲術で投げて…)

“ヒュンッ”

と音をたて、コボルトの体へ命中すると、ひ弱なコボルトが絶命する。

クロエ(投擲術の熟練度が上がったからかな、なんかすごいスピードで投げれたなぁ)

とっとっと、と寄っていくクロエ。槍を取ってみる。

“槍術獲得”

クロエ(エェー、なんか判定甘々じゃない?強くなれるならいいけどさぁ)

クロエ『レンにいーこっちも終わったから解体お願いできるー?』

レンド『今そっちいくー!』

レンド「やっぱり魔石だけか。しょうがない、クロエおつかれ」とクロエの頭を撫でる。

クロエ「えへぇ、なんか嬉しいな。レンにい解体ありがとう!」とクロエはアイテムボックスに槍を入れてルーブたちの元へレンドと歩き出す。

______ルーブサイド______

ルーブ「支援は必要なさそうね」

イトワ「クロちゃんもロイくんも元々運動神経はいい方だからね。スキルの獲得条件を試したかったんじゃないかな。2人とも避けてるし、うちじゃ無理かなぁ」と苦笑い。

レンド「まぁ強くなるのはこの世界だと嬉しいことだな、人間離れしなきゃいいけど」と苦笑い。

ループ「ロイエはともかくクロエもあんなに動けるなんてね」

イトワ「クロエはすごい感覚派って感じだからなぁ。まぁお姉ちゃんとしては鼻が高いかな」

レンド「クロエだけ勉強とかしなくても点数高かったからなぁ。羨ましいよな」

ルーブ「この世界では通じるかわからないけどね。とりあえず終わったみたいね」

ロイエ『レンド兄さん解体よろしくー!』

レンド「んじゃ行ってくるわ、クロエも終わったみたいだし。さすが弟妹だな」

レンドはロイエの元に走り出す。

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