『別れ世、二人のひとり道』

ゆらゆらゆら、揺れるボクひとりだよ。


大好きだった彼女の笑顔、ぎこちなくてさ。


「愛した恋しいあなた、どうして消えてしまったの。ワタシの心に想い出だけ、こっそり残して。」


彼女は視えていない。


そんな彼女にボクは言うんだ。


「アナタはワタシが好きだった?わたしはね。」


『好きだよ』


ボクとわたしに聞こえたよ。


これで二人の道は別れたよ。

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