陰の薄い友達をもっと薄くしたい【少しBL?】

サボり中のエアコン

第1話

 俺の友達のヒロは、クラスメイトから影が薄い。


 すごいのはある意味目立つことのなく影が薄くなれること


 ヒロ「俺ってどうしてこんなに影が薄いのかな?」


優「俺もにわからない」


そう、本当に薄い。


 ちなみにこのクラスにはイジメもちゃんとあり、インキャなら虐められる風潮がある。


ヒロは何というか、特徴がない訳でもない。


運動神経は中、普通にアニメやゲームが好きで、部活も吹奏楽部・・・


遊びに誘われたら、半々の確率で行く(俺個人なら確実に来る)


「・・・なぁ、ヒロ」


 俺はヒロに対して、濃くなるのは簡単だと思った。例えば今適当に叫ぶとか、俺を殴るとか・・・

でも、それは嫌われるだけだ。


 「・・・お前の薄いところ、俺は好きだぞ」


「・・・そうなの?」


「うん、そうだ」


 よく考えたら、ヒロは俺にとっては一番影が濃いんだ。


 「でも、俺は濃く」


「ならなくていいよ。そうだ折角なら俺がもっと薄くしてやる。」

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