竜追いの世界を興味深く読んでいました。
一番槍の意味、命は重いようで軽くて、でも誰も死のうと思ってるわけじゃないはずなのに……と色々考えてしまいます。
寅治くんの若さは危なっかしくて、でも本人はきっと「何かしないことには」という焦燥感というか、そういう必死さがあるんだろうな、というのもわかってしまう。大人から見たら、もうちょっと落ち着いてからでも、と思ってしまっても、当事者はそれどころじゃないですもんね。
ぐるぐると、答えの出ない考えが渦巻いてしまう、良いお話だったと思います。
お疲れ様でした。
作者からの返信
一番槍、今回は博打のツケが回ってというエピソードになりましたが、そうでなくても役割が回ってくる人がいるわけで……。彼らは覚悟だったり自棄だったり、どこかで命の価値を振り切っちゃう瞬間がくるんじゃないかなあと。
寅治は自覚している以上に、おやっさんの死が堪えているんだと思います。若さも未熟さも手伝って、ああいう形で悲しみが爆発しているという……生き急ぐな、寅治よ……。
良いお話と言っていただけて嬉しいです。
最後までおつき合いいただき、ありがとうございました!
難しいよね……でも、それを気にし始めたら竜追いではいられなくなってたんじゃないかなぁ。きっと、残る仲間への信頼でもあるんだろうな。
ぐぐっと重たいテーマではありますが、どうしようもないことへ向き合う八神の葛藤が見どころでもあります。シリーズ次回もお待ちしてますね!!
お疲れさまでした!
作者からの返信
家族などがいながら竜追いを続けらる人間は、気持ちの切り替えや割り切り方がうまいんじゃないかなあと思っています。家族を大事にすることと、命をかけることが両立している人たち。全く揺るがないわけでは無いでしょうが。
竜追い、相互扶助が強いイメージです。
八神の葛藤、なにかしら答えが出る日は来るのか……亀ペースでも続けられたらいいなと思います。
いつもコメント、嬉しいです!
最後までお読み下さり、ありがとうございました!!
編集済
以前は深くは考えていなかったであろう遺していく辛さ。イサナといることで、今まで気にしなかったことも考えてしまうようになっているんですね。それにしても寅治くんはあまり生き急がないでほしいねえ。平吉さんの言葉は厳しいし事実だろうけど、真意を汲み取れるようになるくらいまで大きくなっていってほしいものです。
それにしても竜追いの賭博、面白いシステムですね。娯楽でもあり、一番槍を決めるのには効率的。命を賭けた仕事に就く人たちならではの考え方だなあ。シビアな世界だあ。
基本的な花札のルールを知っていたので懐かしかったです(賭けてたわけじゃないですよw)久しぶりに遊びたくなってきちゃった〜(*´∀`*)
作者からの返信
このお話を練り始めた時は意識してなかったのですが、書き進めていくうちに、いざ遺す側になったら八神はどう思うだろうと考えるようになりました。
寅治は血気盛んな若者らしさを出して書くだけのつもりだったんですが、作者の想像以上におやっさんの死を悲しむものだから、余計に切羽詰まった感じになってしまいました。平吉がただ酷なことを言ってるだけではないと、寅治だけでなく読んでくださった方にも伝わってると良いです。
竜追いの賭博。このお話は以前聞いたむかーしのお話を、竜追いに重ね合わせたことがきっかけで書いたお話です。現代社会ではアウトでも、命懸けの職ならではの慣習は、時代や地域によって調べれば色々出てきそうですね。
花札、子どものころ雑なルールで遊んだきりだったのですが、面白く書けていたでしょうか?
今回もお読み下さり、ありがとうございました!