第124話国宝

ティナと王城に向かい王への謁見をしたいと伝える。程なくして、謁見の許可が降りて王の元へ案内される。今回、王に確認したいのはギルドではなく、国が管理しているダンジョンがあるかないかだ。

 今は確実に色々なスキルを手に入れたいのでギルドが管理してるダンジョンも悪くないが、多少キツめでもいいので強いモンスターがいるとこに行く必要がある。ダンジョンをクリアするわけではないしね。


「なるほど、我が国で管理しているダンジョンか、あるにはあるが、あのダンジョンはなー」ためらいを感じる答えに若干不安を感じるが、何かを決めたかのようにしばし待てと言われて待っていると何かを持ってきた。


「今のままでは正直この国がいつまで保つかわからん、もはや頼みの綱はお前達だ。それでだ、このまま国が消滅してしまえば色々なものが無になってしまうかもしれんから、これをお前らに託そうと思う」そういうと持ってきたものをこちらに託された。中身を確認すると鈍い光の中になにか惹かれるものを感じる石だった。


「これは、聖石の結晶で、ここまででかいのはもう目にすることはないであろう、ちなみに我が国の国宝の一つである。ワシが今から紹介するダンジョンは闇のダンジョンでな、その聖石を加工した武器ならダンジョン攻略の力になるであろう。闇のダンジョンでは、アンデットなどのモンスターが出やすく聖属性がよく効くでな。有効活用して欲しい。」


これは、ありがたい。アンデットなどから闇属性のスキルを手に入れることが出来たら、闇属性対策も出来る可能性が高い。


ディスならこれを上手く活用してくれるだろう。それに最近、属性魔法について思いついたことがあるから出来るか聞いてみないと。

もし、これが上手くいけば属性魔法についての活用が一気に広がるかもしれない。

 まずは、これを持ってディスに話を聞きに行こう

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