海に行きたい2人
夏の真昼、二人は海に繋がるあぜ道を小走りで駆けている。
遊ぶのだろうか、それとも見るのだろうか。少年が少女へ海のことを無邪気に話している。
うちわも持たず飛び出したのだろうか、二人は汗だくで、短い袖で顔の汗を拭っている。
時々風で飛びそうになる麦わら帽子を手で抑え、さらに少年は走る。少女のずいぶん先の方で、少年は小さな両腕を大きく振って、少女が来るのを待っていた。
一人一人の日常世界 ロクボシ @yuatan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。一人一人の日常世界の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます