八日目 祇園ナトリと似てる子、似てない子②

 こんにちは、あるいは初めまして。

 先日ふと話タイトルを見た所、なんか以前と違う事に気が付いた祇園ナトリです。


 さてさて、今回は前回の続き。頂いた質問に答えていきたいと思います。前回ははっちゃけすぎてしまったが故に二千文字超えちゃったからね。


 それでは、前回の質問はこちら。

「祇園さんにとって一番自分に似てるなぁって思うキャラクターは誰ですかー? あと逆に、良い意味でも悪い意味でも一番自分とかけ離れてるなぁと思う子も伺いたいです!」


 こちらの質問の、自分と一番似てない子について語らせていただきたいと思います。

 とは言え、祇園の子は何かしら祇園の要素を受け継いで生まれているなので、完全に別物、という子はそんなにいないのです。――今の所は、ね。


 さて、早速答えていきましょうか!


 さっきはあんな事言いましたが、実はこちらも即答。なぜなら、前回挙げた似てる子の対になる存在を挙げれば良いだけの話だからです。

 つまり、紅葉と蒼嵐の対になる存在――緋月と疾風という事になります。あ、ルネの対であるヴィクトールも少々方向性は違いますがそうですね!


 端的に言えば、光と闇。似ている子達が闇で、似ていない子達が光――私の、憧れです。


 まずはヴィクトールから。彼と大きく違っている所は、家事が……出来る所……! 祇園は死ぬ程生活力が無いので、本当にヴィクトールが居たらどんなに楽だろうか……と、二幕を執筆しながら思っておりました。笑

 ちなみにピアノを習っていた事もありましたが、ほとんどもう弾けませんことよ! オホホ!


 と、実はヴィクトールはこれくらいしか差がありません。多分。祇園自身ヴィクトールとそんなに似てないかって言われると、「うーんそうかなぁ?」ってなってしまうので、多分結構似てるんだと思います。へへ、分かんないね、ピンと来ないから似てるはず……。



 さてさて、お次は疾風!

 そうですね、疾風は本当に凄い子。凄く、強くて、明るくて、本当に怖いくらいに折れない子なんです。


 私に無いものを持ってるから、凄く眩しい。彼は紛れもなく太陽なんです。その明るさが誰かの影を作ることもある。それでも、前だけを向いてただ真っ直ぐ生きてる。それがどうしようもなく明るくて眩しくて、「嗚呼、敵わないな」って思うんです。


 前回紅葉にはごめんねって言い続けてましたが、同じく凄惨な過去を持つ疾風に対しては不思議とごめんねって気持ちにならないんです。別にバカにしてるとか、いじられ役だからとかそういう事じゃなくて、彼のあの姿勢に対して謝るのは逆に申し訳ない事だと思うから。

 疾風が「俺は生きるよ、生き延びる」って言うから、私はただ、「分かった、信じてる」ってその気持ちに応えるべきなんだって思ったんです。


 明るくて眩しくて、直視する事さえもままならない太陽。それが、疾風。どうしようも無く憧れですね。



 さて、お次は最後――緋月、ですね。

 あの子は、私の一番の憧れです。疾風の様に遠くにいる訳では無く、私の手を引いて、進むべき道を示してくれる――そんな子なんです。

 疾風が太陽であるなら、緋月はきっとその名の通り月。私と、出会う全ての皆の道を、優しく照らしてくれるお月様。


 作中で沢山の者が緋月に救われますが、祇園だってその一人。何度あの子に人生を救われたのか分かりません。


 ちょこっとだけ、重たいお話をします。苦手な方は、次の纏まりまでスクロールなさって下さいませ!


 祇園は昔、誕生日というものが嫌いでした。絶望と失望に泣き濡れる日々。生きる理由など見当たらず、歯を食いしばって生き地獄を耐え忍ぶだけ。

 そして、いつの日にかようやくそんな日々を抜けても、祇園の中に残った生きる事への恐怖は消えませんでした。だから、歳を重ねる事である誕生日も、怖くて怖くて仕方なくて。祝ってくれる友人にも、ずっと申し訳なくて。

 そんな時に、緋月が私に言ってくれたんです。

「だいじょーぶ! これからはあたしが一緒に生きてあげるよ! そうしたら、もう何も怖くないでしょ? 誕生日だって好きになるよ!」

 緋月がそうやって笑ってくれたから、あの子と私は同じ誕生日なんです。あの子が手を引いてくれたから、私は誕生日を大好きになれたのです。

 それくらい、私は緋月に救われているのです。



 さて、少し話は逸れますが、実は陰陽亭の文中で、誰かの視点憑依が起こっていない限り、一度も緋月を「彼女」と形容した事がありません。これは個人的なこだわり。

 陰陽亭は確かに、緋月と出会う全ての者の物語。けれど、やっぱり祇園の中で主人公は緋月だけ。あの子だけは、特別なのです。


 と、少し熱く語りすぎましたかね!?

 うーん、ダメです。やっぱり陰陽亭、特に緋月の事となると饒舌になってしまいます。何せ祇園の半生は緋月と共に過ごしてますからねぇ……。


 にへへ、またまた随分すっかり長くなってしまいましたので、今回はこの辺りにしたいと思います! 暴れん坊将軍祇園にお付き合い下さりありがとうございました!


 質問についてはまだまだ募集中でございます〜! でなければもうネタがございませんので〜〜! 明日からの更新も出来ませんわ〜〜〜! 終わりです。


 それでは、本日はここまで! また次回もお楽しみに! では〜〜!


【お知らせ】


 現在、祇園、または祇園の創作に関する様々な質問を受け付けております! こちらのコメントでも、匿名のメッセージツールでもどちらでも構いません。一度質問を下さった方でも、何度でも受け付けております〜!


 今後のネタバレや、センシティブな内容以外でありましたら基本的になんでも答えると思いますので、何かあったらお気軽にどうぞ!


 例えば……。

「作品の中で一番思い入れが大きい子はどの子?」

「子供の頃に読んでいた本は?」

「陰陽亭or黎スレの𓏸𓏸のこんな事が知りたい!」


 などなど、お気軽にお送りくださいませ〜!


 匿名のメッセージツールはこちらに置いておきますので、何卒よろしくお願いします〜!

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